樹木剪定の方法・やり方・手順や使い方
樹木剪定の方法概要
樹木剪定の手順にもさまざまあるので、木の状態や周りの環境に合わせて、臨機応変に対応できるようになっておきましょう。まずは「枝おろし」というやり方ですが、簡単に言うと、大きな枝を付け根の方から切り落としていく、というものです。移植の時に、根とのバランスを保つためだったり、活着するために行われることが多いです。枝の下から半分ほどノコギリの刃を入れて、その後、上からも同様にして切り落とします。終わったら菌が繁殖してしまわないように薬を塗っておくか、目立たないように専用のペンキなどで切り口を保護しておきます。
樹木剪定の手順・方法01
次は「切り詰め」というものですが、枝があまりにも伸び過ぎているのも見栄えが悪いですし、他の枝にも悪影響が出でしまうので、剪定しておくというやり方です。要するに、全体を整える、といったイメージとなるわけですが、だからと言って手当たり次第にやっても良い、というわけではありません。前年枝を切り詰めることになるのですが、この時に大切なのは、芽が伸びる方向を見極めながら、芽のある位置からだいたい三ミリから、五ミリ程度上あたりを剪定します。ノコギリやハサミの使い方は、斜め入れるようにカットしていくと良いでしょう。
樹木剪定の手順・方法02
「枝抜き」というのは、枝が重なっていたり、互いに絡み合っていたりすることで、日が当たらなかったり、生育に悪かったりといったことが起こってしまうので、ある程度の間隔をおきながら、不要な枝を間引いていかなければならないわけです。ただ、何も考えずに、混み合っている枝の途中から切ってしまうと、そこからまた細い枝が生えてくることが多く、全体の形を崩してしまい、不気味なものに仕上がってしまうこともあります。おまけに短い期間で再び枝抜き作業が必要になってしまうため、できれば根元から剪定するようにしておきます。
樹木剪定の手順・方法03
樹幹の大きさを、なんとか小さくしたいと考えているのなら、「切りかえし」という方法がお勧めです。枝の中で、腐っていたり、傷んでいる、あるいは離れて見た時に、どうにも見苦しいと感じる枝はないでしょうか。そういったものを新しい枝に更新するのです。やり方は枝抜きの時と同様で、根元から切ることになるのですが、もしもコブ状になっていたりする場合は、その部分よりも下から生えてきている、新しい枝と切りかえしましょう。この他にも、樹木を組み合わせて生垣を作ったり、果樹を規則的に形を整えたりといったやり方などがあります。
樹木剪定の手順・方法04
不適切なところを剪定してしまった場合、見苦しくなるだけでなく、木が腐ったりする原因となってしまいます。そのため、放置したりせず、適切な処置を行いましょう。基本的には、剪定した後と同様に、雨水や菌、虫などに食い荒らされたりしないように、薬剤を塗っておくことが重要となります。必要とあれば、成長を促進するものも使用する場合があります。ここで重要となるのは、塗りっぱなしではいけないということです。人が傷を負った時などは、消毒した後に絆創膏や包帯を巻くのと同じように、木も剪定した後の切り口が露出しないように、ネットなどを被せておくと良いでしょう。
樹木剪定の手順・方法05
樹木剪定がようやく終わり、一息つきたい気分ではあるのでしょうが、まだ作業が終了したわけではありません。切り落とした枝や葉っぱが足元や根っこあたりに散乱しているのではないでしょうか。長く伸びた枝はそのままの状態では、一般のゴミとして出せないこともあるので、小さく切り刻んでおきます。もしかするとそれでも駄目な場合もないとは言い切れないので、自治体などに問い合わせて確認しておくと確実です。また、多少の費用がかかっても問題ないというのなら、便利屋さんに連絡して、剪定後の処理を任せてしまうという方法もあります。
樹木剪定の考察
今回は、庭に植える樹木の種類や特徴・剪定の注意点、などのことを書いてみたいと思います。樹木には様々な種類がありますが、大きく分けると二つの種類に分けることができます。一つは常緑樹といい、一年中葉が生い茂っていて冬でも緑の葉がある種類です。どちらかというと暖かい気候を好む樹種が多いです。もう一つは落葉樹といい、冬になると落葉し丸裸になってしまう種類です。比較的に寒さに強いものが多くあります。また、常緑樹や落葉樹の中にも様々な種類があり、見た目や育てやすさなどが大きく異なりますので、しっかりと特徴を調べる必要があります。
樹木剪定のまとめ01(使い方や注意点など)
近年人気が高い樹種には、常緑樹では「シマトネリコ」・「ソヨゴ」・「常緑ヤマボウシ」などがあり、落葉樹では「ヒメシャラ」・「エゴノキ」・「ハナミズキ」などがあります。もちろん地域によって植えられるものと植えられないものがありますが、上記に挙げた樹種は比較的に広い範囲の地域で育てることができるため、多くの方が選んでいます。また、近年の人気のある樹種の傾向としては、病気になりにくいことや育てるのにあまり手間がかからないこと、などの特徴をもつ樹種が人気となっています。その中でも特に人気があるのが「シマトネリコ」で、黄緑色の葉が出す爽やかな雰囲気が人気の理由となっています。
樹木剪定のまとめ02(使い方や注意点など)
樹木を育てるうえで、樹木剪定の作業は欠かすことができないこととなっています。近年の人気のある樹種は、それほど大がかりな剪定作業は必要としないものが多いですが、全く何もしなくてもいいというわけにはいきません。枝が混んできたら、少し枝を間引いて風通しをよくしてあげたり、高くなりすぎないように幹のてっぺんを切り落としたりと、これくらいの剪定は必要となります。これらの剪定作業を行わないと、枝や葉が密集して風通しが悪くなり、病害虫の温床になったり病気になってしまったりしやすくなります。また、高くなりすぎて、自分で管理することができなくなったりもしてしまいますので、樹木剪定が必要なのです。
樹木剪定のまとめ03(使い方や注意点など)
樹木剪定の方法は、その目的から2つに分けられます。1つは樹木の生育を促すもので、成長の止まった枝や病虫害に侵された枝などを取り払うために行います。 もう1つは美観上あるいは実用上の必要から行うもので、樹木の形を整えたり日照を確保したりすることが目的となります。 具体的な剪定法としては切詰剪定・刈込剪定・枝抜き剪定などがあります。切詰剪定は枝を一定の位置まで切り詰めてそこから新生枝を出させるというもの、刈込剪定は面を意識して全体の形を整えるというもの、枝抜き剪定は込み過ぎた部分の枝を間引くというものです。
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樹木剪定は、使いこなせる道具を揃えれば、自分でもできます。高枝ばさみ、脚立、植木ばさみ、剪定ばさみ、剪定のこぎりがあれば十分です。日照面積と採光角度を考慮し、剪定箇所と剪定する長さを決めます。素人っぽい仕上がりを避けたい場合は、刈り込みにより樹冠全体を均一に整えると良いです。古い葉を取り除くもみあげも行い、新芽の青々した美しさが目立つようにすると、素人による剪定には見えません。立枝、絡み枝、逆さ枝、ふところ枝、かんぬき枝は、特に剪定をしっかり行うと、害虫による被害や風雪によるトラブルを防ぐ効果も上がります。