朝顔摘心の方法・やり方・手順や使い方
朝顔摘心の方法概要
朝顔の花をできるだけたくさん咲かせたいと考えているのであれば、本葉の数が8枚程度になった段階で、摘心を行う必要があります。これを行うことで、新たな脇芽が生じて子ヅルが伸びるようになります。元気にグングンと伸びているツルの先端を切ってしまうことになりますので、躊躇してしまう人が少なくありません。しかし、これを行うかどうかで、朝顔全体のボリューム感が全く違ってきますし、花数も格段に多くなります。一度も摘心しなくてもそれなりに成長しますが、縦方向にだけ伸びてしまい、高い位置にしか花が咲かなくなってしまいますので、注意する必要があります。
朝顔摘心の手順・方法01
先程も述べた通り、朝顔の摘心は本葉が8枚程度になった段階で行います。本葉というのは双葉の後に生えてくる葉っぱのことです。その本葉を下から数えて5枚残すようにして茎を切るという手順を踏むことになります。この時期のツルはとても柔らかいので、わざわざ園芸バサミを使う必要はありません。手の爪を使えば簡単に切ることができます。ツルの先端を切ると、本葉の付け根から脇芽がたくさん出てきます。そこから子ヅルが伸びるのですが、全部のツルを伸ばすのは無理なので、適宜間引きを行います。また、5月から8月の成長期にかけて、子ヅルの摘心を数度繰り返すというのが正しい手順になります。
朝顔摘心の手順・方法02
子ヅルが伸びてきたら、支柱を立てます。ただし、支柱の使い方に気をつける必要があります。支柱さえ立てておけば勝手に巻きついてくれそうな印象がありますが、最初はなかなか巻きついてくれません。そのまま放置しておくと、ツル同士が絡まり合ってしまう可能性が高いので、手で誘引してやる必要があります。誘引と言っても、そんなに難しい作業が必要になるわけではありません。伸びてきた子ヅルを支柱の方向に引っ張って、軽く絡ませてやるようにするだけでオーケーです。それだけでは不安だという人は、園芸用のヒモなどを使って支柱に軽く結わえておくようにするとよいです。
朝顔摘心の手順・方法03
行灯仕立てにするのか、それとも昨今流行りのグリーンカーテンに仕立てるのかによって、支柱の立て方や誘引の仕方が変わってくることになります。行灯仕立てにする場合は、子ヅルの数を3本以内に納めるようにすると、キレイな仕上がりになります。放っておくと、ドンドン新しい子ヅルが伸びてきますので、美しい姿に仕立てることができなくなります。せっかく伸びてきた新芽を摘んでしまうのは心苦しいと言う人もいますが、子ヅルが3本以上に増えてしまわないように、後から出てきたツルは取り除く必要があります。また、できるだけ大きな花を咲かせたいと考えている場合も、同様のことを行う必要があります。
朝顔摘心の手順・方法04
グリーンカーテンに仕立てたい場合は、支柱の他にネットやヒモ、ワイヤーなどを準備する必要があります。窓の大きさに合ったグリーンカーテンを作りたいと希望する人が多いですが、家の壁面にネットの上部をしっかりと固定することができない場合は、支柱の数を多めにする必要があります。ただし、台風の到来が予想されますので、安全性の高いグリーンカーテンを作りたいと考えているのであれば、ネットの上部を固定するようにした方がよいです。とはいえ、雨樋などに固定すると、台風の際に雨樋が破損してしまうおそれがありますから、設置場所や方法については慎重に検討してみる必要があります。
朝顔摘心の手順・方法05
グリーンカーテンを作るには、ネット全面に朝顔を繁茂させる必要があります。元気に育たせるためには株の間隔を15~20cm程度に保つ必要がありますので、株数を増やすという方法には限界があります。そこで重要になってくるのが、子ヅルの摘心です。子ヅルの先端を切ってやることによって、横へ大きく広がらせることができるようになります。ただし、グリーンカーテン仕立ての朝顔は真夏の日差しに長時間さらされ続けますので、プランターで育てていると水切れが起こりやすくなります。対処方法としては頻繁な水遣りしかないわけですが、庭植えにしておけば水切れの心配を軽減することができます。
朝顔摘心の考察
小学校の時に育てた経験がある方も多い朝顔は、簡単に育てられる植物で、夏の暑い日に赤や青などの色鮮やかな花を咲かせてくれます。育て方、種まき、摘心、水やりなどを学んでコツをつかむことで誰でも簡単に育てられます。この花は、種類がいくつかあり、1年草か多年草で育て方が異なります。ノアサガオは多年草の種類で、よくグリーンカーテンで使われているのがこの種類です。また、グングン上に伸びる性質があるので、フェンスに巻き付けたり、棒に巻き付けたりすることで立体感が出ます。朝にパッと開く性質もあり、美しい姿を披露してくれます。
朝顔摘心のまとめ01(使い方や注意点など)
また、直まきや移植でも育てることができる花で、移植する場合は、双葉が開いて本葉がでるまえに植え変えましょう。直まきした場合には、苗の間が15~20センチ、プランターでは4~5株を目安に間引きをします。摘心方法は、少し大きくなったら行います。こうすることで、株がただ真っ直ぐ育つのではなく、横にも幅広く育ちます。最初は、本葉が、8~10枚になったころに、つるの先の芽を切ります。そうすることで、本葉の付け根にある脇芽がどんどん大きくなります。最適な時期は、発育が旺盛な5月蚊等月頃が目安です。コツを掴めば簡単にできる作業です。
朝顔摘心のまとめ02(使い方や注意点など)
また葉の双葉は独特なハート形をしているのが特徴です。横に広く、丸みを帯びた形の苗は大輪の花が咲きます。一方、細身できれ込みの深いタイプは大輪の花が咲きません。また、双葉の下の茎の色は、鼻の色を反映していると言われています。茎が白いと白い花が咲き、濃い色の場合は、紫や青色、薄い色の場合はピンク系の花を咲かせます。また、菊やコスモス同様、短日植物と呼ばれています。育てやすく旺盛にほこる花として人々から親しまれている朝顔は、美しい花の色を長く楽しむことができます。また、水やりは土が渇いたらたっぷりと与えてあげましょう。
朝顔摘心のまとめ03(使い方や注意点など)
夏の強い日差しを遮ってくれる緑のカーテン。いろいろなところで見かけるようになりました。折角苗を買ってネットも貼ったのに、うまくカーテンになってくれないことがあります。しっかりと日差しを遮ってくれる緑のカーテンを作るには、摘心を行いましょう。 朝顔に限らず、ゴーヤへちまなどつる性の植物は本葉が10枚前後のころに一番成長している親づるの先端を切ってしまう方法をとります。親づるの先を切ることで本葉の付け根から子づるが出て、ボリューム感のある緑のカーテンを作ることができます。あまり子づるを増やしてしまうと苗が弱ってしまうので、子づるを増やしすぎないように注意が必要です。
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朝顔の生育過程で花を咲かせるために重要な作業が摘心です。本葉が8枚から10枚程度に成長したら、つるの先の芽を切る作業を行いましょう。何本も芽が伸びている場合はそれぞれ行い、脇芽を伸ばします。こうすることで、まっすぐに育つばかりでなく横にも広がり多くの花をつけてくれるようになります。また、株の横にある脇芽も大きく育つため、大きな株に成長し、花をたくさん咲かせてくれるようになります。行う時期は生育が旺盛な5月ごろから8月ごろに行うのが一般的です。正しく行い多くの花を見られるように手入れを行うのがコツです。