小集団活動の方法・やり方・手順や使い方

小集団活動の方法概要
小集団活動の進め方の手順を説明します。まずはグループ編成を行います。適正な人数や目的に合った人員を組み合わせることにより活発で効果的な活動が行えるようになる為、重要な部分です。人数としては1グループ5~10名が適正人数です。これより少ない人数になるとなれ合いな部分ができてしまいます。また10名以上になりますと、意見を述べる人が偏る。また全員が会議に集まることが難しくなるなど弊害が出てきます。もし10名以上になる場合は、さらに区切ったミニグループを作るなどして、適正人数に合わせるようにすべきです。
小集団活動の手順・方法01
次に行う事として、グループでのテーマや目標を設定します。これは、そのグループのレベルに合わせて設定することが重要です。あまりに高い目標を設定しますと、各人のモチベーションが下がることや何を進めて行けばよいかがわからない状態に陥り、効果的な活動が行えません。また、その業務の方針に沿って設定し、その活動を行うことでどのような効果が得られるかを予期し具体化しておき、達成感を味わえるようにしておくことも重要です。そのあとに活動方法を立案し、それにあった行動を行います。上記のような活動の使い方をしていくことなどで、より効果が得られるよう工夫を続けていく事が重要です。
小集団活動の手順・方法02
会社での小集団活動はQCサークルが代表的なものです。QCサークルは次の手順で行うのが普通です。1.テーマ選定理由 目的をはっきりさせ、テーマを選定します。2.現状把握と目標設定 ツールによって、現状を把握・分析し、目標を設定します。3.活動計画作成 スケジュールを明らかにし、責任者を決めます。4.要因の分析 調査した結果の要因の関係をツールを使って明らかにします。5.対策立案、実施 要因を分析した結果、対策案を作成し、実施します。6.効果確認 対策前と対策後での効果をツールを使い確認します。7.標準化・管理定着方法 元の状態に戻らないように歯止めを行います。
小集団活動の手順・方法03
QCサークルのツールであるQC7つ道具とその特徴は次の通りです。1.特性要因図 要因を矢印で体型的に表したもので、要因の明確化と、改善項目を明らかにします。2.チェックシート 項目を一覧にしたもので、検査の回数を把握します。3.ヒストグラム 度数分布図です。5.パレート図 縦軸に割合、横軸に項目をとり数値の大きい順に棒グラフを並べ、累積度数分布線を描いたもので、重点管理項目の割り出しに使います。6.管理図 項目の推移を折れ線グラフにしたもので、異常事態を把握できます。7.層別 データをいくつかの層に分け、分類する要素によって問題特定に効果があります。 これらのツールの使い方は、目的によって異なります。
小集団活動の手順・方法04
経済や金融のグローバル化にしたがって、すべての分野での競争が厳しくなっています。経営レベルからのメッセージが末端まで届くことが難しくなって来ています、競争に打ち勝つためには企業全体がベクトルを合わせて同じ方向に向かう必要があります。現在必要とされていることは従業員レベルのモチベーションをいかに維持向上させていくかというのとです。企業規模の拡大に従って従業員の帰属意識の希薄化が問題となっており、小集団活動はその使い方によって従業員のやる気を向上させつと同時に改善による生産効率の向上が期待されます。
小集団活動の手順・方法05
品質管理活動を進めるうえでもいくつかの道具の中にグループでの活動が重要視されています。小集団の単位としては日常業務を進めるうえでのまとまりを重視して設定することが重要です。最初の手順としてはグループのリーダーを決めることです。この活動を進めるうえではリーダーは必ずしも職位の上の人がなる必要はありません。現場を一番熟知している人や直接生産に携わっている人の方が改善意識が高いということもあるのでリーダーとしては最適となるケースがあります。いずれにしても企業内で小集団同士が競い合うようになることが重要です。
小集団活動の考察
企業間の競争がグローバルに行われるようになっています。価格面での競争は勿論のことですが、品質面での競争も激しくなっています。品質に不具合が発生すると致命的になるのは最近の品質上の問題で企業経営に影響が出ていることを見れば自明のことになっています。品質問題は末端まで徹底しなければ解決できないもんだが多く存在します。TQC活動を導入する企業ではQCDSの最適化を目標にすることが多いのですが、特に品質を最重要視することが重要です。品質管理活動を担うのは製造部分の最前線となりますので、ここに従事している人も巻き込んで活動する必要があります。
小集団活動のまとめ01(使い方や注意点など)
TQCを進めるうえで全社的に改善活動に取り組みます。改善活動に取り組む単位として小集団活動を実施します。製造の第一線では製造工程の中で多くの改善すべき状況が存在しているのが一般的です。しかしながら日常の忙しさの中で個々人の改善についての努力には限界があります。こうした状況を踏まえて一定の仕事を消化している人たちでチームを構成して改善に繋がるデータの収集や問題点の分析、問題の解決と改善提案を扱うのが小集団活動です。この活動を行うためには現場のフィールドワークとしての真のデータ取りが不可欠となっています。
小集団活動のまとめ02(使い方や注意点など)
小集団活動の成果を上げるためには全社が一丸となって改善活動に取り組む必要があります。この取り組みを活性化するためには定期的に改善事例の発表会を行い、お互いに切磋琢磨をして競い合うことが重要です。全社的な活動になりますと同じような作業をしている小集団がたくさん存在することになりますので、お互いに改善事例を水平展開することによって更なる改善につなげることが出来るからです。この活動によって解決された問題は作業工程を安定させることが出来ると同時に全社的な標準とすることによって品質や価格の改善を図ることが出来ます。
小集団活動のまとめ03(使い方や注意点など)
小集団活動を行う際、最初に行うのはリーダーの選任です。活動は職場、作業場単位で行われることが多いですが、経験と技術に長けたリーダー格を選任するのもよし、教育目的で若手に任せるもよしで、それぞれの集団の事情に合ったリーダーを選ぶようにします。次にテーマを選定します。職場で問題となっていることを取り上げるのですが、データを取って問題の程度を確認の上、最終的なテーマを決定します。その後はQCによる問題解決の方法の手順にしたがい、現状の把握、原因の解析、対策の立案と実施、効果の確認、標準化と管理の定着、と言った流れで問題解決に取り組んでいきます。
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小集団活動を始めるにあたり、まずは作業単位ごとにリーダー、サブリーダーを選出します。リーダーはベテランでなくても、経験を積ませる意味で若手社員に行わせるのも人材育成の観点から有効です。次にテーマを決めます。現状、作業場で問題となっている点についてブレーンストーミングでたくさん意見を抽出し、候補を決めます。次にその候補となる問題点に関するデータを取り、思い込みではないことを確認し、裏付けがとれたらそれをテーマとして取り組みます。活動の上で大切なのは、リーダーに何でも任せきりにせず、リーダーに積極的に協力して行く姿勢です。それがなければ、活動を行う意味がなくなってしまいます。