指編みの方法・やり方・手順や使い方
指編みの方法概要
指編みは大きく分けて2種類あります。まずはリリヤン状の編み方についてです。この方法を使うと、筒状になった長い作品が作れます。まず毛糸の端に親指が楽に入るくらいの輪をつくり、利き手と反対の手の親指にかけます。次に毛糸玉とつながっている方の糸を人差し指の後ろ、中指の前、薬指の後ろと交互にかけていきます。小指までたどり着いたら折り返して、それぞれの指の反対側を通しながら人差し指まで戻しましょう。戻ってきた毛糸は人差し指の前にあるはずです。それを手の甲の側から全ての指をまたぐようにかけます。最初に交互に通していた糸を、くぐらせるようにして指から外します。これを繰り返しましょう。
指編みの手順・方法01
もう1つ、かぎ針状の編み方が存在します。手順は簡単で、まず毛糸の端で輪っかを作り、その輪の内側から右手の人差し指で毛糸玉につながる長い毛糸をすくいます。すくった毛糸は人差し指にかけたまま、改めて糸をすくい、指にかかっていた糸をくぐらせるようにしながら入れ替えます。これで鎖状に輪っかが続いていくようになります。2段目以降は出来上がった鎖の目を拾いながら折り返していきましょう。必ず右から左へ進んでいけるように、作品をひっくり返しながら編み進んでいきます。リリヤン状の編み方は長くて細い作品になるため、マフラーなどの長いものが向いています。こちらは面積が広くできるのでベスト等使い方も色々です。
指編みの手順・方法02
指編みは、編み針を使わずに糸だけ用意すれば、おしゃべりをしながらでも長距離の移動の中でも安全に手芸が楽しめる画期的な方法です。毛糸やそれに付随する糸を用いて小物からベスト、工夫次第でバッグなども編むことが出来ます。基本の指の使い方と手順さえ覚えれば、糸も様々な物を使用してアレンジを施した作品作りも可能です。編物に親しんだことのある人なら、編む基本は道具を使った場合と同じです。編物の経験のない人でも、糸を輪の中にくぐし引き抜くという構造を覚えればそれを連続して行くだけです。かぎ針同様の編み方を織り交ぜたデザインでパーツごとに作成しつなげれば大きな作品もできます。
指編みの手順・方法03
初めて行う場合は、太めの糸を使ってゲージを作ってみます。鎖目を20目ほど作り10段ほど繰り返して編みます。何目で何cm何段で何cmになるのか分かれば、好みの幅と長さに対してどのくらい編めば完成できるかが計算ができます。始めとなる鎖目は指を引き抜くためにゆとりをもって大きめに作っておきます。少し小さめでも指が通ることがわかれば好きな大きさで構いません。鎖目の終わりに1つ作り目をして、次の鎖目の穴から人差し指を通して向こうにある糸を引っ掛けて取り出し、その輪と作り目の輪をまとめ糸を引き抜いていきます。それ繰り返して段を積んでいくと50cmほどのマフラーなら短時間で編めます。
指編みの手順・方法04
指編みは、いつでもどこでも気軽に出来る編み物のひとつです。指の使い方と手順さえ分かっていれば、小さな子供からお年寄りまで年齢を問わず楽しめる、それが指で編める編み物の良さです。かぎ針編みや棒針編みと違って、毛糸さえ持っていれば簡単に出来るので、外出先でも荷物がさかばることなく楽しむことが出来ます。指だけで編むと言っても、毛糸の色をかえて編み込んでいくととてもお洒落な編み物になります。何色かの毛糸を使ってマフラーやミニストールなどを作ってみるのはいかかでしょうか。カラフルで可愛いマフラーはいくつあっても嬉しいものです。
指編みの手順・方法05
指で編むという動作が、脳にいい刺激を与えるともいわれています。あやとりなどが出来る子供さんであれば遊び感覚で編むことが出来、またお年寄りでもゆっくりと編むことが出来るのではないでしょうか。自分のペースで編めて、編み針を用意する必要もありません。指先に毛糸順番に巻き付けていく編み方もあれば、指をかぎ針代わりにして編んでいくやり方もあります。ざっくりとした手作り感も素敵ですね。小さなマフラーなら短時間で編みあがるので、プレゼントにも最適。自分のやりやすい方法で、好きな時間に楽しめるというのが、この編み物の大きな魅力のひとつだと思います。
指編みの考察
指編みとは編み針を使わずに、自分の指を使ってさまざまなな物を編んでいくことです。編み物といえば、編み針が付き物で、色んな太さの針、また使う針の本数を調整する事によって、編み上げることができました。しかし、最近では、編み針がなくてもびっくりするほど上手く仕上がるという内容の本も、沢山発刊されています。針を使わない事で、子供やお年寄り、男性の方にでも手軽に楽しめるようになりました。小さいお子さんが編み針を使って、突き刺すという痛々しい事故も発生してましたので、指ならそういった事故もなくて、大変安心です。
指編みのまとめ01(使い方や注意点など)
指編みで一体どのような物が編めるかが、とても気になります。編み目はたしかに指の幅ですので、太い指の方なら太く、子供のように細い方なら細か目に仕上がります。基本根気さえあれば、老若男女問わず、だれでも何でも編めます。指で編むといっても、ひとゆびずつしっかり編んでいきますので、やはり時間はそれなりにかかります。ただ編み針よりも指のほうが太いので、針で編むよりは断然早く仕上がります。マフラーから始めて、シュシュや帽子などに挑戦していき、テーブルクロス、かばんと楽しみながら腕を上げていくことが長続きするコツです。
指編みのまとめ02(使い方や注意点など)
指を使う事によって、脳が活性化します。最近では老人ホームや、ケアハウスでも指を使うリハビリとされています。近年指での編み物を取り入れられてる施設や、学校も増えてきています。毎日の生活上指先を使うことが少ない方には、トレーニングとして最適です。指で編む事は、自分の欲しいものを自分好みの色や形で作れて、また指先を刺激し脳も活発になるという一石二鳥です。子供やお年寄りから流行りつつある指編みは、物作りだけではなく、日々の健康にもつながっていきます。肉体的な軽い運動もしながら、脳への刺激も適度に与えて、心身ともに元気で過ごしていけるよう心がける事が、大事です。
指編みのまとめ03(使い方や注意点など)
基本の指編み方法ですが、初めに輪を作り、指を通します。次に指に糸をかけます。糸をひいて1つの作り目をつくり、また糸をかけます。輪を通し糸を抜きます。これを必要な目の数を繰り返します。作り目ができたら次にコマ編みですが、一段目は作り目の鎖の間に指を通します。糸をかけて、かけた糸を鎖の輪を通し抜きます。もう一度糸をかけ糸を二つの輪を通し抜きます。これを繰り返し編みます。子供さんでもできますし、応用すれば、マフラー、帽子などいろんな物ができます。小さいお孫さんとも安全に楽しめ、指先を動かすので老化防止にもつながります。
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指編みは編み目が大きいのでマフラーなどの大きめな作品を短期間で作れます。用意するものは毛糸だけで、棒針やかぎ針などの道具は不要です。指で編むので毛糸は極太なものを用意してください。極太以外でも違う素材の細い糸を何本か束ねても変化のあるアイテムが作れます。編み方は自分の利き腕の人差し指をかぎ針の代わりに使用することで編んでいきます。まずは作り目を鎖編みで作り、こま編みを繰り返します。編み上がったら糸を少し長めに切り、編み終わりから戻るように糸を通して行きます。帽子やシュシュ、アクリルたわしなども同じような方法で作れます。