コンクリートの打設方法・手順・使い方、メリットデメリットなどについて

コンクリート打設の方法概要
コンクリート打設の施工工程でまず始めに行うのは、綿密な計画を練ることと、必要な道具,材料を準備することです。 しっかりとした計画を練ってから作業を行わないと、失敗する可能性が高まりますので、しっかりと計画を練り施工を開始して下さい。 あとは、施工前に必要な道具,材料を用意します。必要な道具には、スコップなどの掘削道具・砕石を締め固めるための道具・生コンを平らにならすためのコテ・生コンを自分で作る場合は、ミキサーや一輪車などがあります。 材料は、施工面積に必要な砕石・ワイヤーメッシュ・型枠を作る木材・生コンなどが必要となります。
コンクリート打設の手順・方法01
施工のための準備が整ったら、位置決めと墨だしの施工を始めます。 位置決めを行うには、自宅などの建物を利用しながら行うと良いです。建物の面などを利用して、直角の部分がある道具とメジャーなどを使いながら、位置決めを行うとある程度正確に行えます。まず始めに基準となる場所の計測をして、そこに目印の杭などを立てます。その基準となる杭から、横の長さ縦の長さを計測して水糸などを張って墨だしを行います。 この時点ではそれほど細かな計測は必要ないので、ある程度正確であれば問題はありません。ミリ単位で正確な計測が必要となるのは、型枠を設置する工程の時です。
コンクリート打設の手順・方法02
ある程度の墨だしを行ったら、次はその場所の掘削作業を行います。 掘削時の注意点としては、穴の深さをある程度均一にするということです。あまりでこぼこだと、後の作業に影響が出るので均一に掘削して下さい。 掘削する穴の深さは、コンクリート打設後の用途によって変わってきます。車などを停めるための駐車場の場合は、結構な強度が必要となるため、20センチメートル程度の掘削が必要となります。内訳は、砕石敷きの分が10センチメートルに、生コンの分が10センチメートルとなります。駐輪場やアプローチの場合は、砕石を5~8センチメートル、生コンを7センチメートル程度で大丈夫です。
コンクリート打設の手順・方法03
掘削作業が完了したら、次は砕石を敷き詰めて締め固める作業を行います。 駐車場の場合は、砕石を10センチメートル程度で敷いていき、表面がある程度平らになるように敷いていきます。施工する範囲の外周に、目安となる高さに水糸を張っておくと高さを合わせやすいです。ある程度同じ高さで敷き詰めたら、その砕石をしっかりと締め固めていきます。締め固める方法としては、先端が平らな道具を使用して行うと良いでしょう。例えば、平らなブロック石に木材の取手などを取り付けて、その平らなブロックの面を地面に打ちつけて締め固めるといった方法で行うと良いです。または、丸太を平らに切断したものでも代用できます。
コンクリート打設の手順・方法04
砕石を平らに敷き、十分に締め固めを行ったら、次は型枠を設置していきます。 型枠に使用するのは、平らな面のある木材を使用して型枠を作ります。型枠を設置する前に、しっかりと設置場所の計測をして水糸などで墨だしを行います。その水糸に合わせて型枠をしっかりと固定しながら設置を行います。 この型枠の設置は、しっかりとした墨だしを行いながら正確に設置して下さい。正確に設置できていないと、仕上がり面などがずれてしまいますので、何回も確認作業と修繕作業を繰り返しながら設置してください。高さは、型枠の内側の面に、目印となる三角形の木材などを取り付けて、高さを合わせるための調整ができます。
コンクリート打設の手順・方法05
型枠を正確に設置できたら、次はワイヤーメッシュを敷いていきます。 ワイヤーメッシュとは、太めのワイヤーで出来ている網状の金物で、これを生コンの中に埋め込むようにして施工します。このワイヤーメッシュを生コンの中に埋め込むことによって、完成後のコンクリートが割れやヒビなどを起こしにくくするためという理由があります。 これを、生コンを打設する面いっぱいに敷くのですが、ただ敷くのではなく、生コンの深さのちょうど中間にくるように浮かせて敷いてあげます。ワイヤーメッシュの下に、石ころやブロックの破片などを置いて浮かせてあげるという使い方をすれば良いです。
コンクリート打設の考察
ワイヤーメッシュの敷設までが完了したら、これで施工のための下準備は完了となり、残すは生コン打設の本番の作業となります。生コン打つ場合は、天候や時間の余裕を見て打つようにしてあげた方が良いでしょう。雨天の時などは生コンを打てないので、しっかりと天気予報を確認してから施工の日時を決めて下さい。また、生コンを自分で作るのは非常に大変な重労働のため、広い面積を施工する場合は、数人の方に手伝ってもらいながら施工すると良いでしょう。 人手が集められない場合は、何日にも分けて少しずつ作業を行うと良いです。小さい面積を始めに仕切っておくと作業がやりやすいです。
コンクリート打設のまとめ01(使い方や注意点など)
生コンを自分で作る場合の手順としては、砂とセメント粉と砕石を1\:3\:6の割合で配合して、しっかりと水を入れながら混ぜ合わせてあげると作ることができます。固さは、ある程度柔らかくなるまで水を加えてあげて、しっかりと混ぜ合わせて練り上げて下さい。 大きめの一輪車などを用意して、その中で混ぜ合わせるとやりやすいです。 しかし、この作業は非常に重労働のため、よほど体力がある方でないと、あまり広い面積を施工するための生コンを作るのは困難です。広い面積を施工する場合は、生コン屋さんに配送を依頼して下さい。あまりにも少ない量の配送は行ってくれない場合がありますが、少しまとまった量ならば個人でも注文できます。
コンクリート打設のまとめ02(使い方や注意点など)
生コンを打つ時は、ゆっくりと時間をかけて作業を行うことができません。なぜなら、時間が経つと生コンが固まってしまい、平らにならすことができなくなってしまうからです。そのため、ある程度のスピードでできるだけ丁寧に施工していく必要があります。 施工の手順としては、生コンを作る~運んで生コンを平らにならす~コテでおさえる、といった手順,やり方で行います。 この時、コテの使い方としては、あまり強く押し付けるのではなく、少し力を抜いた感じでおさえつけるという使い方をして下さい。 また、生コンを平らにならす時に、角や取り合いの部分などを鉄筋や棒などでしっかりと突いてあげて、中に空気が入らないようにして下さい。
コンクリート打設のまとめ03(使い方や注意点など)
生コンを設置する面全体に均一に敷いて、しっかりと空気を抜きながら平らにならしたら、後は少し時間をおいてから表面に浮かび上がってくる空気のアクを、コテでおさえて平らにしてあげるだけです。アクがあまり出てこなくなったら、ビニールシートなどをかけて養生してあげると良いでしょう。 養生は、二週間程は見て打つあげて下さい。 以上がコンクリート打設の流れと方法となります。 コンクリート打設は、失敗すると後処理が大変なこととなりますので、しっかりとした計画と下準備を行って、時間をかけて焦らずに行うことをおすすめします。
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自宅の敷地に、駐車場,駐輪場やアプローチなどのために、diyでコンクリート打設を行いたい方は多数いらっしゃると思います。そこで今回は、diyでのコンクリート打設のやり方や、施工時の注意点・豆知識などを書いてみたいと思います。まずコンクリート打設の流れとしては、施工場所の位置決めを行い計測して目印を付ける~位置決めした場所の掘削を行う~砕石を敷いて締め固める~型枠を設置して、ワイヤーメッシュを設置する~生コンを型枠内に流して平らにならす、といった流れとなります。
工程の一つ一つに様々な注意点ややり方があるので、一つずつ説明していきたいと思います。