【豆腐水切り】方法・手順・使い方、メリッ... | 色々なカテゴリの方法や利用・使い方など 方法ラボ

"豆腐の秘められた力とも言えるのが、ヘルシーさと良質な高タンパク質ではないでしょうか。 同量の木綿豆腐と豚ばら肉を比べた時のカロリーは１/５なのに対して、タンパク質は１/２程度少ないだけという優秀さで、ダイエット食品としてこれほど優れたものはなかなかありません。 豆腐の優秀さはこれだけではなく、近年ではその効用から機能性食品（病気の抑制や体の調子を整える効用などがあるとされる食品）としての注目も集めており、豆腐には動脈硬化の抑制・脳に作用しボケの予防・老化防止・骨粗しょう症予防など多くの効能が研究の成果から期待されています。

日本の平均寿命である８４歳は、１５年度の世界のランキングで前年度に引き続き堂々の首位になっています。 この輝かしい記録の維持に陰の立役者の1つとなっているのが、豆腐と言えます。 この流れは世界的にも豆腐に注目が集まっている事からも伺えることであり、その理由には先に述べたような豆腐に秘められた多くの要素が関係しています。 そんな豆腐ですが、勿論最初からこのように注目を集める流れがあったわけではありません。 細かな効能は近年の研究から分かった事ではありますが、長寿に関しては当時よく食していた僧侶やその地方の人々に長寿の方が多かった事から、既に実証されています。

別名、畑の肉とも言われる大豆から作られた豆腐は、その名の通りお肉の代用品としての使い方が出来ます。 ひき肉の変わりに豆腐ハンバーグ・厚切り肉の変わりに豆腐ステーキ・細かくしてそぼろなど、例としてあげてもいくつもありますし、特に優秀な事は調理のやり方が簡単に済む事にあります。 手順の流れとしてはそのまま・細かく・豆腐水切りといくつかはありますが、基本的には下味や包丁を使用しての筋きり・細かく切る必要のあるお肉より、手間隙かける必要もありません。 味の染み込みも容易な場合が多く短時間に簡単に出来る豆腐は正に主婦の味方です。

豆腐の調理方法として思い浮かべるのは、味噌汁・白和え・マーボー豆腐など和食・中華での使い方ですが、実は洋菓子に欠かせない生クリームの代用品としても注目を集めています。 生クレームに混ぜてカロリーを控えめにするやり方もありますが、全てを豆腐に置き換えてしまう事も可能です。 手順として多いのが木綿豆腐か絹ごし豆腐をよく豆腐水切りし、砂糖や蜂蜜（メープルシロップも可）で甘味をつけ、レモン果汁を入れたものをフードプロセッサーかミキサー（ミキサーの方が滑らかでより生クリームに近いです）で混ぜて出来上がりと、とても簡単です。

優秀な豆腐ですが、そんな豆腐を加工して作られる食品で凍り豆腐と言うものがあります。 凍り豆腐はその名の通り、豆腐を凍らせて作ります。 凍らせる事で豆腐に含まれる水分がどんどん排出され、最後のはカラカラになります。 これにより、豆腐に含まれている栄養素を凝縮する事が可能になり、より効果的に豆腐の効能を体内に取り込む事が可能になります。 そんな凍り豆腐ですが、食感が好きでは無いという方にお勧めの戻し方があります。 基本的な戻し方は水かぬるま湯ですが、実は熱湯で戻すととても食感がやわらかくおいしくなるのです。 この方法は形が崩れやすいとの理由から、あまり企業は進めていませんが、味を優先するなら断然お勧めです。

豆腐の凍らせたものが凍り豆腐と御紹介しましたが、その凍り豆腐を粉末にしたものが粉末豆腐です。 凍り豆腐の活用法として思い浮かべるのは大抵煮物ぐらいしかありませんが、粉末状態になっていれば様々な用途に発展させる事が出来ます。 既に粉末になっていますので、炒り豆腐にしたり、そのままハンバーグに入れてたり、ドライカレーに入れたり主役にもちょっとしたアクセントになったりと用途は幅広くあります。 効能は凍り豆腐と変わりませんので、上手に活用する事でこまめに多くの栄養素を取り込める点では、とても優秀な食材と言えます。

豆腐の栄養素も注目の的ですが、家計にも豆腐は大きな味方となります。 凍り豆腐や粉末豆腐は賞味期限も長く保存しておけますし、少々安売りの時に買いすぎても問題ありません。 また、お肉や最近高騰している乳製品の代用品になる事からも懐に優しい食材です。 そして、もっとも主婦にうれしいのがレシピの豊富さです。 そのまま温豆腐や奴豆腐として、醤油やめんつゆをかけて食べても勿論構いませんし、煮物・炒め物・和え物などの和食以外にも洋食・中華にも使えますし、ケーキに入れたりクリームにしたりとデザートとしても活用できます。

豆腐で気になるのは、その賞味期限の短さではないでしょうか。 豆腐は直前まで水に浸かっていることで、おいしく食べる事が出来ます。 そのため購入してきたら、新鮮な水に移し変えて密封できる容器に入れこまめに水を入れ替えてあげれば、他の食品の匂いも移りませんし、一味違ったおいしい豆腐を食べる事ができます。 もし、２日以上保存したい時は1度湯通しか電子レンジで暖めて荒熱が取れてから、冷蔵庫にて保存します。 もしどうしても冷凍保存したいときは、未開封ならそのまま冷凍し、開封済みなら保存用器に水を張り豆腐を入れ冷凍します。凍り豆腐の様な風味になりますが、煮物などに使えば問題ありません。

様々な用途に使えて栄養素も多い豆腐ですが、味気なさや大豆の風味が苦手との理由から豆腐を嫌っている方も少なからずいます。 味気なさという点においては、マーボー豆腐などの味の濃いものに入れたり、ハンバーグにひき肉と一緒に入れて味をごまかしてしまえば、意外と食べれるという方も多いですし、先に述べたように粉末豆腐を活用して隠し味程度に入れて分からなくする方法もあります。 またホワイトソースの変わりにすることも出来ますので、マヨネーズを入れたりチーズを入れたりしていれば、あの豆腐独特の大豆風味を抑える事も可能です。

万能食材とされる豆腐ですが、唯一の難点は豆腐水切りでは無いでしょうか。 いくつかの方法があり、キッチンペーパーに包み冷蔵庫で一晩以上放置しての豆腐水切り、キッチンペーパーが無い場合などには、蓋に切れ込みを入れて傾けて放置しておく事で豆腐水切りを行うなど様々な方法がありますが、これらの手順ではどうしても時間がかかってしまいます。 そこで、簡単に出来る方法として電子レンジの活用があります。 豆腐をキッチンペーパーに包み２～３分ほど電子レンジにかけるだけで、豆腐水切りを完了する事ができます。この方法なら短時間で済みますし、水分が多ければまた電子レンジに短時間かければいいので調節も出来ます。