摘心の方法・やり方・手順や使い方

摘心の方法・やり方・手順や使い方

摘心は、果樹の実を大きくする目的で新芽や茎を摘み取ることと説明されますが、この説明をもっとわかりやすくしたのが、管理性の確保です。
例えば、ミニトマトはほっておいたらどんどん背が高くなりますので、手が届かなくなり実をつけても採集が一苦労となります。
あるいは、カボチャの場合であれば、つるの伸びが非常に早くどんどん拡がっていって他人の敷地にまで進出してしまったりします。
どちらもまずいことですので、成長する芯を切って拡張を止めます。
いずれにせよ、本人が栽培している植物に自身の管理を容易に及ぼせるようにしておくことが大切で、かように考えればよいわけです。

摘心の方法概要

基本的にハーブ類は育てる手間が掛かりません。しかし、楽だからと放置しているととてつもない繁茂を遂げる種類も少なくないので、後々管理が大変になってしまいます。それを防ぐため、成長速度を管理するために摘心を行います。初心者ハーブとして名高くどこでもキットが手に入るバジルで説明します。手順としては、本葉が10枚程の草丈まで成長したら、先端部分をはさみなどで切り取るだけです。適当な場所でカットしても、ハーブの場合は生命力が強いため大丈夫です。切り取った新芽の部分は、食べる以外の使い方として新しい株へと育てる方法があります。これも水につけておくだけでいいと言う手軽さなので、栽培初心者に最適と言えます。

摘心の手順・方法01

昨今のエコブームですっかり馴染み深くなったグリーンカーテンですが、代表と言えばゴーヤや朝顔などのつる植物です。つる植物は主軸から伸びるつるが棒や紐などに巻き付いて育っていきますが、つるの数を増やすことで隙間なくグリーンカーテン用のネットを覆うことが出来ます。まず、主軸から出ている親つるの先端を切り取ります。ある程度巻き付き始めたらすぐ切っても大丈夫です。その後しばらくすると、切り取った親つるは子つるを伸ばし始めます。この子つるもある程度で芽を摘むと、孫つるを伸ばすようになります。2回ほど繰り返した後新しく出たつるを伸ばすことで、隙間の無いグリーンカーテンになります。

摘心の手順・方法02

乾燥していても荒れた土地でも比較的元気に育ってくれるトマトは管理も楽で、特にミニトマトは初心者が育てる最初の野菜になる事も多いです。その唯一必要な手間が摘心ですが、育てるトマトのサイズによってタイミングが変わります。トマトは基本的に主軸がまっすぐ上に伸び、葉枝数本につき1房の花が付きます。下から順に数えていきますが、主軸だけを伸ばす場合、大玉なら5番花房までを残し、その上を摘み取ります。その際葉枝は数本残し、花房から上だけを切ります。ミニトマトなら、追肥を絶やさないように気を付ければ、支柱の長さまで伸ばしても大丈夫です。病気になり易いので、消毒したはさみなどでカットしてください。

摘心の手順・方法03

ガーデニングの定番、大きく開いた花弁と鮮やかな色が楽しいペチュニアですが、これもどんどん伸びていってしまう植物です。さらに伸びた先にしか花を付けないので、放っておくとだらりとのびた先に花がポツンと咲いているという、何とも物悲しい見た目になってしまいます。それを防ぐために摘心をします。つぼみを付けている部分がこの植物の成長点となりますので、育てたい株の形から崩れそうな部分にあるつぼみを、少し下の枝から葉ごとカットします。全てのつぼみを摘むと意味がないので、バランスを見ながら切り取ってください。根元から新しく花を付けるためにどんどん伸び出しますので、伸びたら切るを繰り返すと、長期間花を楽しめます。

摘心の手順・方法04

レモンユーカリは名前の通りレモンの爽やかな香りがし、虫よけなど用途も多く人気の観葉植物ですが、本来高木になる植物ですので、鉢植えにしたとしても旺盛に成長します。摘心しないままでは天井に達する樹高になり、室内に置けなくなってしまいます。肥料や水を減らし(それでも枯れない丈夫さですが)小さく育てる方法もありますが、旅行や出張などで家を空けた時や冬など、弱った時の体力が無くなり枯れやすくなります。春から秋にかけては生育期なので、日当たりのいい場所に置き、水を切らさない様に与えているとどんどん伸び続けますので、成長点をこまめにカットします。冬は休眠しているので、触らないようにします。

摘心の手順・方法05

植物にも成長期と休眠期があり、成長期ならばわき芽を摘んだり成長点を切ったりしたとしても、ダメージにはなりません。別の場所を伸ばし、繁殖の為にどんどん成長するからです。殆どの植物が夏の暑い時期を中心に成長期を迎えますので、その時期に合わせて行うようにしましょう。また、花などはプランに沿って回数やタイミングを調整するのも大切です。成長点を切っただけ花は増えますが、その分小ぶりになる傾向があるからです。球根植物のチューリップなどは、成長点をカットすると花は咲きませんが球根を大きく出来ますし、仏花などは花数を増やす為に数回摘心を行います。育てたいスタイルに合った管理方法で育成してください。

摘心の考察

作物を多く品質の良いものに仕上げるためには摘心作業が欠かせないものになっています。これは作物の成長点をあえて摘み取ってしまうことで成長を促し、さらに品質よく多くの収穫を上げるために行う作業です。この作業を行うことによってこの作業を行っていない作物と比べると圧倒的にに収穫物の、品質や収量に違いが出てきます。この作業は栽培している作物によって違いますから注意をして行うことが大切です。一般的に茎があって成長する作物については、その茎のてっぺんを切ることによって、摘心作業を行います。この作業を行うことにより上の方向へ伸びようという力がなくなってきます。

摘心のまとめ01(使い方や注意点など)

上の方向へ伸びようとしなくなった作物は盛んに側枝を出してきます。この側枝を仕立ててやることによりこの側枝からできた実が大きく品質の良いものに成長することができます。上の方向に伸びようとするための栄養分がこの側枝に集中されるわけです。またツル物の場合は、その伸びてくるツルを切り取ってやることにより、一層の成長が促されることになります。ツルができて成長する作物は、子ツル・孫ツルと盛んに出てきますから孫ツルまでを残して、後のツルは全部切ってやることによってよい作物ができるようになります。ツルの成長によって足の踏み場もないということも防ぐことができます。

摘心のまとめ02(使い方や注意点など)

摘心作業はかわいそうなことだと思われがちですが、作物の成長には欠かせない重要な作業です。この作業によって栄養分を一点に集中させる作業です。その結果できた作物は栄養分がたくさん詰まった立派なものが収穫できるようになるのです。適時な作業で品質の良い作物作りに挑戦してみてください。作物の種類によってこの作業は切る場所が違ってきます。共通点はある方向に伸びる成長を止めてやり、その栄養を違う方向に伸びていく枝や茎、ツルに移動してやる作業となります。実などができる作物ではその実の数を少なくしてやることによって品質良い物ができることになります。

摘心のまとめ03(使い方や注意点など)

朝顔やゴーヤ、へちまなどの緑のカーテンに使うつる性の植物や、茄子や枝豆などは野菜摘心を行います。ピンチとも言われている方法です。その苗の中で一番成長している頭頂部をハサミや指で落としてしまうことを言います。一番成長しているところを落としてしまうことで、その下にある本葉の付け根から新たにつるや枝が出て、行わない時と比べて大きくボリューム感のある株に育てることができます。また、ストックなどの花の場合は一番最初に着いたつぼみを落とすことで、多くのつぼみを作らせたくさんの花を咲かせることを目的に行われています。

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