焼香の方法・やり方・手順や使い方

焼香の方法概要
お葬式などで使用される「焼香」は、お供えとして焚くだけでなく香りを楽しむために焚くという使い方ができます。手順は簡単で使用するのは、線香を立てる香炉と線香、そして初めての場合は灰を用意します。これらの道具は仏具屋で購入することが出来る他、通販などでも手に入れることが出来るようになっています。香炉の中にある灰に空気を含ませるようにかき混ぜます。この時はスプーンなどでも良いですし、灰ならしなどの道具を使用して灰をかき混ぜます。前に使用した線香などが燃えきらずに残っている場合は、拾っておくのが良いです。
焼香の手順・方法01
灰にしっかり空気を入れてふわりとさせたら、表面が平らになるように整えます。香炉を揺すって平らにするのはもちろん、灰ならしをこの時に使用するのが便利です。線香を用意して、香炉の大きさに合うように折ります。香炉の直径の約半分ぐらいの大きさまで折ってあげるのが理想です。折った線香を重ならないように平らに並べて持ち、端を揃えます。そして、揃えた端にライターやマッチなどで火を点けます。この時に全ての線香に火がつく様にしてあげるのがポイントです。火が点いたお線香は、灰の上に並べて置きます。この時に、線香同士が重ならないようにします。
焼香の手順・方法02
重なってしまった場合は、線香についた火に気をつけてスプーンやピンセットなどで並べなおしてあげます。指で並べ直すとやけどするのはもちろん、灰の中に潜ってしまい火が消えてしまうことがあります。転がすように動かせて上げるのが良い方法です。線香をきちんと並べられたら、その上に焼香をかぶせるように撒きます。線香の火種からゆっくりと火がついて香りを感じることが出来るようになっています。この方法を行う際に、気をつけたいのは線香の香りです。線香に香りが付いているものを選んでしまうと匂いが混ざってしまうので優しい香りのものを選ぶことが大切です。
焼香の手順・方法03
また線香だけでなく香炭を利用して焚く方法もあります。使用するのはお焼香用の香炭を利用すると、より簡単にできます。色々なメーカーのものが販売されているので好みで選ぶのがおすすめです。使い方は、まず香炉の大きさなどに合わせて折ります。長く焚いていたい場合はより長くすると、燃焼時間がより長くなる様になっています。香炭の大きさが決まったら、ライターやマッチなどで直接点火します。香炭の角から点火してあげると、火傷の危険もなく容易に火が点きます。香炭は、火を点けると温度があがっていくのでやけどに注意しながら作業します。
焼香の手順・方法04
火を点けた香炭を香炉の上にそっと置きます。この香炉ですが灰がなくてもあってもできますが、灰があるほうが火持ちがよくなる様になっています。中央に置くと火傷の心配をしなくてよいので、そっと置いたら灰を薄く上に被せてあげます。あまり多く灰をのせてしまうと火が消える可能性があるため、注意します。その上にお焼香を撒きます。香炭は、線香などと比べると高温になる傾向にあるため多く撒いても燃焼してくれます。全て燃焼してしまっても香炭の火種が残っていると、追加して燃焼させることも可能となっているのでおすすめです。
焼香の手順・方法05
この他には抹香を利用して使用する方法などもあります。抹香を使用する際に使う特別なものは、厚紙や板など灰を抑えて形作ることが出来るものです。灰をできるだけ平らにならし、固い厚紙や板などで灰を押し付けます。するとその押し付けた場所に溝ができるので、そこに抹香を半分盛ります。そして端だけ1段多く持っておきます。それは火を点けるために、そこだけ多く持っておきます。その上に焼香を同じように盛り線香などを使用して火を点けます。この方法は、寺院などで行われておりより本格的な使い方となっています。他の2つと比べると、難しいですがなれると簡単です。
焼香の考察
立礼式は椅子に座ってお葬式をおこなう式場の場合に多く用いられます。昨今ではこの形式でおこなわれることが殆どです。まず自分の番が来たら周囲に会釈をしてから席を立ち移動します。祭壇の数歩手前で喪主とご家族に向かって一礼し、祭壇の一歩手前で遺影や位牌を仰ぎ見て一礼、もしくは合掌します。一歩前に進み、各自の宗派にあわせて焼香します。数珠を両手の人差し指と親指の間にかけ、合掌します。合掌が終わったら、再度遺影や位牌を仰ぎ見て祭壇に向かって一礼します。祭壇から離れ、喪主とご家族に向かって一礼をして席に戻ります。
焼香のまとめ01(使い方や注意点など)
座礼形式は会場が畳の場合などに多く用いられます。祭壇の手前まで移動する際、立ち上がらずに両手で体を支え、膝をついたまま前に出ます。僧侶に一礼をした後に祭壇前に座り、喪主とご家族に向かって一礼します。祭壇の遺影と位牌にも一礼、もしくは合掌をした後、各自の宗派に合わせて焼香をします。数珠を両手の人差し指と親指の間にかけ、合掌します。合掌が終わったら、前を向いたまま立ち上がらずに座布団から下りて、祭壇に一礼します。僧侶に一礼し、喪主とご家族に向かって一礼して、自分の席に戻ります。終始立ち上がらずに、膝をつかって移動するようになっています。
焼香のまとめ02(使い方や注意点など)
これは法要の際など、自宅でのお葬式によく用いられる形式となります。香炉がのせられた盆が順番に回ってくるので、相手に軽い会釈をして盆を受け取り、自分の膝の前に置きます。遺影に向かって一礼をした後、数珠を左手で持ち抹香を香炉にくべ、各自の宗派に合わせて焼香をします。数珠を両手の人差し指にかけ、祭壇に向かって合掌します。合掌が終わったら盆を両手で持ち、次の方へ回します。会場によっては盆を床におけない場合があります。その際は自分の膝上に香炉を置き、左手で盆を支えながらおこなって下さい。合掌を片手でおこなうことになりますが、この場合の作法としては問題ありません。
焼香のまとめ03(使い方や注意点など)
仏式の葬式では告別式や葬儀の時には必ず焼香を行います。僧侶が読経を行ったうえで最初に行いますのでそれを参考にして行えば間違えがありません。宗派によって少しずつ異なることがあるからです。一般的な方法としては親指、人差し指、中指で抹香を摘み、頭の高さまで上げてから香炉に落とします。このしぐさを一回から三回行います。弔問客が少ない時には三回でも特に問題はありませんが、時によっては多くの弔問客が訪れる葬式もありますので、その場合には葬儀屋の方で一回だけに限るようにして弔問客のお参りをスムーズに運ぶようにすることもあります。
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作法には立っておこなう立礼と、座っておこなう座礼、そして座っておこなった後に隣の人へ回す回し焼香の3つのスタイルがあります。基本はこの3つのスタイルとなっていますが、宗派によっても作法の違いがあります。最も一般的なものは、まず右手の親指と人差し指と中指の三本で抹香を少量つまみ、手を返して額の高さにかかげます。それから左の香炉の上に移動させ、ゆびをこすりながら抹香を落として完了です。宗派によって違うのは、この抹香の捧げ方や回数となっています。葬儀の際は予め宗派による作法マナーを確認しておきましょう。