地鎮祭の方法・やり方・手順や使い方・流れなどについて

地鎮祭の方法概要
諸祭儀は昔から大安の日に行われることが多くなっています。時間的には午前中を選択することが多くなっています。日取りを決定する際には暦の日柄の良い日を選ぶ必要があります。工事関係者である建築主、設計者、施工者の出席予定者の幹部の日程を調整する必要があります。暦には六輝、中段、二十八宿がありますので、この三つを中心に剪定する必要があります。暦の見方については市販されている本を参考にすることも出来ますが、日程を打ちあわせる際に予約をする神社の神職に祭事のやり方と同時に相談をすれば適切なアドバイスをもらうことが出来ます。
地鎮祭の手順・方法01
工事関係者の日程調整が終わったら直ちに神社を選定して神職に祭儀の司祭を依頼します。神社の選び方としては建築主の氏神があればその神社を選択します。特に無ければ建設地の最寄りの神社を探したうえで予約を行います。祭儀については神社によってやり方や方法が異なりますので手順や流れに支障を来さないように事前の打ち合わせが重要になります。神職の数は一般的には一名かニ名ですが、場合によっては三名のこともあり、場合によっては雅楽を入れることが有ります。しかしながら祭儀の重要性についての認識次第で簡素化することも出来ます。
地鎮祭の手順・方法02
神主との打ち合わせで重要なことは地鎮祭で行う祝詞奏上の祝詞文に織り込む項目を間違えなくメモにして打ちあわせることです。メモにする内容は、日時、工事名称、建設地、建築主、設計者、施工者、工事規模、用途などがあります。式次第を手元に置いて修祓からそれぞれの儀式の区切りや司会者のポイントとなるところを十分に打ち合わせをする必要があります。特に、神社特有のやり方や道具の使い方がある場合には手順や流れに影響をしますので事前に把握しておくことが鍵になります。玉串については事前に必要な数を確認したうえで予め多めに用意します。
地鎮祭の手順・方法03
地鎮祭に限らず建設関係の祭儀である上棟式、定礎式、竣工式はいずれも建築主が主催するのが原則です。しかしながら建築主には経験がない場合が多いので祭儀の経験が豊富な施工者が全面的に協力してやり方や方法、道具の使い方を決めていくことになります。しかしながら何らかの事情があって施工場所で祭儀が行えない場合には代わりに安全祈願祭を行うことになりますので、この場合には施工者が主催することもあります。特殊な事例としては官公庁の発注する工事については起工式ということで施工業者が官公庁の代わりに主催して実施するという方法が取られることが有ります。
地鎮祭の手順・方法04
地鎮祭や直会の出席者については建築主に決定権があるので協力をする施工者は建築主と相談のうえで出席者を確定して案内状を送付することになります。地鎮祭は修好式とは異なり披露することにはならないので原則としては工事関係者が中心となりますが、場合によっては工事期間中に迷惑をかける可能性のある近隣住民を招待して工事に理解を得るようにすることも重要です。服装については平服の場合が多くなっています。司会進行は主催者側が行うのが原則ですが建築の祭儀になれていないことが多く手順や流れが難しいため施工業者の担当者が行うケースが多くなっています。
地鎮祭の手順・方法05
手水は神道においては神殿に入る際に身を清めて入場するためのものです。本来であれば水をかぶり、不浄のモノを取り去ってから神と相対するのが正しい姿です。したがって、神事会場に入場すうるときに手水の儀があるのは俗世間の浮上を洗い流すことを意味しています。手水ではまず水で手を洗い、水を口に含みすすいだうえで手を洗い、半紙でふき取ります。礼法には拝、ユウ、ケイセツ等があります。拝は敬礼の中で一番重い作法で腰をほぼ90度まで曲げる礼となります。神前で行う礼はほとんどがこれに当たりますので玉串奉奠の礼もこれに当たります。
地鎮祭の考察
祭儀式場の施設の設置と道具の配置は事前準備を入念に行わなければなりません。特に行事当日の天候については十分留意しなければなりません。当日が雨の予報の場合には雨対策を行わなければなりません。雨除けのテントの設置や傘の預り場所を設ける必要があります。神事会場の設営については専門業者に依頼すれば間違えなく行ってくれますので早めに手配をしておくことが重要です。しかしながら神社によっては設置方法に多少の違いがある場合がありますので、事前に神職の確認を取っておくことが肝要です。式次第は必ず用意しなければなりませんので内容は事前に良く打ち合わせをする必要があります。
地鎮祭のまとめ01(使い方や注意点など)
地鎮祭の地鎮行事は刈初の儀、穿初の儀、鎮物埋納の儀で構成されています。この儀式を執り行うためには式場に砂の山でできた盛砂を設置します。盛砂の良し悪しは地鎮の儀の成否を左右すると言われていますので、設営には十分留意する必要があります。以前は左官職人の親方が長い時間をかけて設営したものでしたが、最近は式典そのものの簡素化や考え方の変化によって、見た目重視となっていますので、専門の設営業者が盛砂を設営するケースが一般的になっています。祭壇には化粧箱に入った清酒を二本セットにして水引をかけた奉献酒を備えておきます。
地鎮祭のまとめ02(使い方や注意点など)
地鎮祭における神事の進行は地鎮行事を除いては一般的な神事と同様な流れとなっています。式典の参列者が揃った段階で神職が入場します。修祓から降神の儀、献饌に祝詞奏上までは他の祭儀と何ら変わるところはありません。地鎮の儀については順番に設計者の代表、建築主の代表、施工者の代表がそれぞれ斎鎌、斎鍬、斎鋤を用いて所作を行います。設計者や施工者の代表は祭事へ参加する機会も多いので特段事前の説明は不要と思われますが、建築主の代表はあまり経験のない方も多いので、事前に斎鍬の使い方についての所作を十分理解していただくように説明しておく必要があります。
地鎮祭のまとめ03(使い方や注意点など)
地鎮の儀の最初の所作は刈初の儀となります。設計者の代表は神職から鎌を受け取って盛砂の忌草の根元を鎌で三回刈る所作を行います。続いて穿初の儀に移ります。穿初の儀は斎鍬と斎鋤の二つの所作で構成されています。建築主の代表は神職から鍬を受けとり、盛砂に三回鍬を入れます。引き続き施工者の代表が神職から鋤を受けとり、盛砂に三回鋤を入れて敷き均します。これが終わると神職が所定の場所に鎮物を納めます。こうして地鎮の儀が完了すると通常の祭事同様に、玉串奉奠を行ったうえで撤饌、昇進の儀を執り行います。最後に祭壇に供えたお神酒を頂戴して地鎮祭は終了します。
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地鎮祭はとこしずめのまつりとと読むのが正式な読み方となります。一般的には既存の建物を解体した後に新たに建物を新築する工事着工前に祭事を執り行います。歴史的には日本書紀によると持統天皇が使者を遣わして新益京をお祭りしたのが最初だと言われています。建設する敷地の守護神を祭るとともにその土地の永遠の安定と工事の安全を祈願して建設工事を行う敷地を祓い鎮めます。最近では事情によっては敷地で地鎮祭を行えないケースがある場合には神社で代わりの儀式を行うことになりますが、その場合には関係者が集まって安全祈願祭として行います。