ジョハリの窓の方法・やり方・手順や使い方

ジョハリ窓の方法概要
ジョハリの窓とは米国の2人の心理学者が研究した対人関係における気づきのモデルのことを指しています。人は誰もが知っている自分と自分だけが知っている自分、それに自分ではわからない自分と誰も気づいてない自分という4つの側面を持っています。これがカードゲームの形にされて5人から7人でこれを行うことで新しい自分に気づき、又他人気づきも得られるというものです。グループセミナーなどでも活用され、少しお互いに分かった同士の段階でやると効果を持つとされています。人数もこれ以上に増えるとむしろ集中力がなくなるとされています。
ジョハリ窓の手順・方法01
カードの使い方や手順については、まず人数分のカードを用意します。無地の名刺大のカードを利用すると便利とされています。1シート10ピースで3シート30ピース必要になります。6種類の設問を出して、最初に人物像について本人以外の全員がこうだと思う像を一斉に出し、それに少し遅れて本人が答を出します。すると意外性が浮かび上がってきます。そして記録係りの人がこれを書きとめて行きます。同じく残った5つの設問に対して同じことを繰り返し、それを記録して、他の人についてもこれを繰り返します。このことで人物の意外性を発見できたりします。
ジョハリ窓の手順・方法02
心理学でもよく使われる他人とのコミュニケーションを円滑に進めるための手法として、ジョハリの窓があります。使い方は、自分が理解している自分、他人が理解している自分を4つのカテゴリに分類して把握するものです。手順としては、主観的に自分自身をどのように理解しているのか、逆に客観的に周囲から自分はどのように理解されているのかを把握することで自己分析を効果的に進めていきます。企業内でも社員教育などでおこなわれ、リーダー研修、管理者研修など組織内のコミュニケーションを円滑に進めるにあたって必要な役割を担う人材向けに研修されています。
ジョハリ窓の手順・方法03
具体的な自己分析の進め方としては、次のように4つに分類し、自己認識を進めていくことになります。公開された自己:自分も他人も知っている自己(主観的な自己認識と客観的な周囲からの理解が一致していること)、他人から思われている自己:自分は気づいていないものの他人からは理解されている自己、隠された自己:他人は気づいていない自分だけが知っている自己、誰からも知られていない自己:自分でも他人からも誰からも知られていない自己、以上のように4つにカテゴリー分けし自己認識を高めていくものです。通常は、お互いをある程度理解している5人前後のグループワークで楽しみながらゲーム形式で進めていきます。
ジョハリ窓の手順・方法04
ジョハリの窓は、心理学でも使われるコミュニケーション手法の一つで自己認識を効果的に図るためのものでもあります。使い方としては、自分について、知っていること、知らないことを自分から見た場合と他人から見た場合に4つにカテゴリ分けして把握していくものです。具体的な手順としては、ある程度相互理解のある仲間同士でゲーム形式で進めていきます。適正人数は5人前後で、それ以上になってしまうと集中力がなくなることがあります。自分も他人も知っている自己、自分だけが知っている隠された自己、自分は認識できていない他人から思われている自己、誰もしらない自己、という4つに分類し理解を深めていきます。
ジョハリ窓の手順・方法05
管理者研修やリーダー研修など、組織内のコミュニケーションの活性化が必要となる推進役向けの導入研修としてもよく使われています。周囲とのコミュニケーションをどのようにすればうまく図れるものか、自分がどのようにみられているかをきちんと理解することで、自己認識を高めるだけではなく、組織運営に必要となる信頼感、親近感を醸成しチームビルディングを効果的に図ることが可能になります。そのほかとして、飲み会などでお互いをより良く理解するためのレクリエーションとして楽しく意気投合しながら相互理解を深めることなどもできます。
ジョハリ窓の考察
現代人は人と人とのつながりを促進・サポートする、コミュニティ型のWebサイトSNSなどが多く利用するようになり、相手を知るための情報入手が容易になってきています。他人との距離感が変わってきています。特に見せている自分と見えている自分との距離が狭まっているかもしれません。自己分析の手法として心理学では、50年以上前から使われている手法が「ジョハリの窓」です。社会に出るとなんらかの機会でその名前は聞いたことがあっても、なんだったっけと具体的に何をする手法か、どう利用できるかはっきり知らない人が多いものです。
ジョハリ窓のまとめ01(使い方や注意点など)
1955年、アメリカの2人の心理学者によって発表された「対人関係における気づきのグラフモデル」で示された4分割された表のことを後に「ジョハリの窓」と呼んでいます。Johariは は提案した2人の名前JosephとHarryを組み合わせたものです。4分割した表にはカテゴリー別に、自分が知っている自分、他人が知っている自分を分類して自己分析し己を理解することで、他人とのコミュニケーションを円滑にすることを目的にしています。また、主観的に見た自分と客観的に見た自分を知ることができるため、短時間に効果的な自己分析ができる手法のため、今では、企業の社員教育・研修にも有効に活用されています。
ジョハリ窓のまとめ02(使い方や注意点など)
4つのカテゴリーは以下のように分けられています。自分も他人も知っている自己、自分は気がついていないが、他人は知っている自己、自分は知っているが、他人は気づいていない自己、誰からもまだ知られていない自己です。手法としては、知り合いを4-10人程度集めて、各自の性格を記入チェックするシートを人数分各自に配布します。全員分の記入が終わったら、自分の性格の紙と人数分の他人から見た自分の性格の紙が手元に集め、ジョハリの窓の4つの枠に記入して完成です。お互いに深く知り合うことで、仕事でのコミュニケーションがより円滑になることから、企業の社員教育・研修の場面に活用される所以です。
ジョハリ窓のまとめ03(使い方や注意点など)
ジョハリの窓を使って自己分析することにより,他者とのコミュニケーションがより円滑にできるようになります。その方法とは,開放(自分にも他人にも分かっている姿),盲点(他人は気づいているが,自分が知らない姿),秘密(自分で気づいているが,他人に見せない姿),未知(自分も他人も気づいていない姿)の四つの項目に分け,表にして書き込んでいきます。この作業には,自分一人ではできないものもあるので,知り合い等に頼んで意見をもらうということも必要になります。これまでの自己分析を意識して生活すれば,足りないものなどがわかり改善していくことができます。
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ジョハリの窓という言葉をご存知でしょうか。自分の事を、自分や他人がどのように認識しているかを確認するための、2×2の4マスからなる表の事を指します。
それぞれのマス目には『自分も他人も分かっている部分』『自分は知っているが、他人は知らない部分』『自分は知らないが、他人は知っている部分』『自分も他人も知らない部分』という役割があり、そこに様々な要素を分け、自己認識の把握を行います。これにより、自己開示(自分をどの程度他人に公開しているか)の度合いを測ります。健康心理学や、コミュニケーション心理学の分野で、盛んに用いられているものです。