ラジエターの交換方法・やり方・手順や使い方

ラジエター交換の方法概要
ラジエター交換をするには、まずエンジン内部に入っている冷却水を抜く必要が有ります。冷却水はラジエターの底に付いているドレンコックを使えば、簡単に抜くことが出来ます。ドレンコックの使い方はとても簡単で、手で左方向に回すだけで緩めることが可能です。また走行後すぐは、冷却水の温度が高くなっていますので、火傷に注意する必要があります。抜いた冷却水は再び使用することも出来ますが、古くなっている場合は交換する事をおすすめします。古くなってしまって冷却水は沸点が下がったり、防錆剤が劣化している場合も有ります。
ラジエター交換の手順・方法01
冷却水を抜いたら、次はラジエターにつながっている、各種のホース類を抜き取ります。ホース類は、固着してしまって抜けにくくなっている場合も有りますので、注意が必要です。ドライバーでこじったり無理やり抜いてしまうと、傷が付いて水漏れの原因になる場合もあります。ですからシリコンスプレーなどを使って、抜けやすくしてから丁寧に外すようにします。また外したホース類が劣化しているようなら、新しいものに取り替えることをおすすめします。劣化したホース類は弾力が無くなって、冷却水漏れを引き起こしますので交換しておけば安心です。
ラジエター交換の手順・方法02
次はいよいよラジエターを取り外すのですが、その前に電動ファンのコネクターを外しておきます。これを忘れてしまうと取り外す際に、引っ張ってコードを切ってしまう可能性があります。ラジエターは固定してあるナット類や金具をを全て取り外して、上に持ち上げれば外すことが出来ます。持ち上げても動かない場合は、外していないナット類が有る可能性がありますので良く確認します。底の部分にナットが有ったりもしますので、車の下に潜り込んでの作業が必要にる場合も有ります。車の底に入りにくい場合はジャッキで持ち上げて、ウマで固定すると作業がしやすくなります。
ラジエター交換の手順・方法03
ラジエターを無事に取り外すことが出来たら、次は取り付けてある電動ファンを取り外します。取り外したら次はその電動ファンを、新しいラジエターに全く同じように取り付けます。同じように付けないとコネクターが届かなかったり、エンジンルームに収まらない場合も有ります。ですから電動ファンを取り外す前に、どのように付いているのかを、よく覚えておくことが大切です。またラジエターのフィンはとても柔らかいので、ちょっとぶつけただけで変形してしまいます。フィンが変形してしまうと、冷却効果が下がってしまいますので、ぶつけないようにしましょう。
ラジエター交換の手順・方法04
ここまでの作業が済んだら、新しいラジエターを取り付けて、その他の部品も元通りに戻します。ホース類を取り付ける場合は、前に付いていた時と同じように取り付けることが大切です。元の位置と違う場所に取り付けてしまうと、冷却水が漏れやすくなってしまう場合が有ります。またホースクランプを締め付ける際にも、ホースに付いている跡に合わせて、規定のトルクで締めます。必要以上に強く締め付けてしまうと、ホースが切れてしまう場合も有るので注意が必要です。電動ファンのコネクターも付け忘れることが多いので、しっかりと確認するようにしましょう。
ラジエター交換の手順・方法05
新しいラジエターを取り付けたら、冷却水を入れて作業は完了なのですが、その際にエア抜きを行います。このエア抜きをしておかないと、規定量の冷却水を入れることが出来ないので、注意が必要です。エア抜きの手順は簡単でエンジンをかけた状態で、冷却水をどんどん継ぎ足していくだけです。ポイントとしてはしっかりと30分くらいの時間をかけて、最低でも15分以上は行うことが大切です。それでもエア抜きが完全にできていない場合も有りますので、走行後に冷却水の量を確認します。その際に、各種のホース類から冷却水が漏れていないかも、確認しておくと良いでしょう。
ラジエター交換の考察
車のエンジン熱を冷却してくれる部品。この部品が壊れた状態で運転を続けるとエンジン熱を冷却することができ無くてオーバーヒートを起こしてしまい最悪エンジン内部の故障につながってしまいます。ラジエターの故障といいましても様々です。冷却用の水が通っているホーズですがゴムでできておりますので、経年劣化で裂けて水が漏れてくる事があります。漏れと同時にエンジン熱で蒸気が上がるので驚きますが、ホース交換のみの場合でしたたら5千円~2万円程度です。しかし飛び石や衝撃でラジエター本体が破損してしまった場合には5万円~10万円の修理代が必要となるケースが多くあります。ラジエター交換はプロに任せましょう。
ラジエター交換のまとめ01(使い方や注意点など)
車のラジエター交換を行なう時、冷却水を通すホースや本体を正しく取り付けるなどの手順や方法はもちろん大事ですが、一番重要なのは交換後に水を入れた後のエア抜きをしっかり行なうことです。エア抜きが不完全であると、熱を持つエンジンを冷やすための冷却水に空気の層ができて、その部分はエンジンを冷やすことが出来ないことや、冷却水の循環も悪くなりますし、やがて水温が上昇していくことでエンジンがオーバーヒートという自体に陥ってしまい危険です。そういった知識を持たないレベルで整備工場へ頼まず、自分で交換しようと考えている方は、作業のポイントを理解しておくことが必要です。
ラジエター交換のまとめ02(使い方や注意点など)
お持ちの車で長年乗っている人も多いかと思いますが、ラジエター交換が必要となってきます。業者などに依頼することになるりますが・・かかる費用としてはおおよそですが4万~10万円前後になります。細かくかくと、ラジエター代+付属パーツの交換+工賃です。また軽などは安価となりますが、ハイエースなどは費用がそれなりにかかるようです。そのため、業者へ依頼を出す時はしっかり話をあいをして見積もりをだしてもらいましょう。ラジエターの液漏れなどにはくれぐれも注意してくださいね。運転していて気づかないこともあったりしますので。
ラジエター交換のまとめ03(使い方や注意点など)
ラジエターの冷却水の交換時期は、2年ごとに交換するのが目安です。種類によっては、長期間使えるものもありますので、自分の車の冷却水の種類を調べておくとよいでしょう。ラジエター交換の方法ですが、下部にあるドレンコックを回し、冷却水を出します。その時上部にあるラジエターキャップを外すと勢いよく出てきます。出し終わったらドレンコックを締めて水道水をいっぱいに入れ、5分間エンジンを始動、冷却通路内のすすぎをします。その後水を排出させ、水が透明になるまでそれを繰り返します。次に、適切な比率の冷却水を入れ水を補充します。ラジエターキャップを外したままエンジンを始動させ、エア抜きをしてください。
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今の自動車に使われているラジエターは、かなり丈夫になっていますからそう簡単には壊れません。ですが消耗品であることには変わりありませんので、使用状況などによっては壊れてしまうケースもあります。ラジエター交換はそれほど難しい作業では無いので、慣れている人ならDIYでも行うことが出来ます。流れを簡単に説明すると、まずドレンコックを開いて冷却水を抜いてつながっているホース類を外します。次に固定してあるねじ類を外して、ファンのコネクターを外せばラジエターを取り外すことが出来ます。古いラジエターに付いているファンを新しいラジエターに取り付けて、全て元通りに取り付ければ完成です。