万歳三唱の方法・やり方・手順や使い方 | 色々なカテゴリの方法や利用・使い方など 方法ラボ

祝いの席や祝賀会及びその他めでたい場面において万歳三唱を唱えることがあり、次のようにやります。最初に司会者が出席者に対して、起立をお願いします。次に人物を指名して、そのひとに万歳を最初に口にするようににお願いします。指定された人は、万歳の前に挨拶をしてから万歳という合図を発していきます。指名された人に従って、起立した出席者がは両手を上にして万歳を唱えていきます。万歳を何回か繰り返したら、全員で拍手を行っていき万歳の参照を終了させます。このとき祝いをする対象人物が存在したら、対象者に対して拍手をしていきます。

バス会社が新しくバスターミナルを整備して、同時に新規支店を作ったことに対する万歳三唱は次の通りになります。バス会社は、従業員などやバスターミナル建設地の自治体関係者などを出席者として招きます。このとき、付近の住民を抽選で選んでいたらその人たちも出席者として招きます。そしてバス会社が従業員を司会者にして、司会を任されたその人は関係者の中から一人を選びます。後はルールに従って、出席者全員で万歳を繰り返し声に出して祝っていきます。万歳を声に出して祝った後は、全員で拍手をして万歳における一連の流れを終えます。

高速バスを運行するバス会社が、新たな高速バス路線を開業したことを祝うときにも万歳をするという使い方があります。新規開業路線した高速バスの第一便の出発前に、出発地にあらかじめ決めた関係者を招待します。その後に所定のルールのやり方に沿って、出席者全員で万歳を言いながら両手を上げます。以上のような手順に従って、万歳を唱えた後は出席者で拍手を行っていきます。このとき拍手の対象者が第一便の運転手ならば、その人に対して拍手をしていきます。そして出発時刻になったら、第一便の発車する姿を全員で見届けるというのもあります。

巨大な橋などを完成させて、その祝いをする場面において万歳三唱をするときは以下のようになります。橋に携わる関係者の中で司会を任命された人が、誰か一人を選定して万歳の合図を依頼します。なお司会者は、選ぶ人に対しては誰がいいのかを考えてから指名するのが良いです。以来を受けた人は、席を立って挨拶をした後に万歳の掛け声を行っていきます。選ばれた人が万歳を唱えた後に他の人々が、一様に万歳を唱えていきそれから拍手をしていきます。そして指名された人と他の人々は着席して、再度祝いの続きを出席者たちで行っていきます。

会社の創業が100年といったなどの歴史を迎えたときにも、万歳を唱えたりしていきます。流れとして司会者が、祝いの席に出席している人の中から中心となる人を選びます。そして選ばれた人が例えばマイクの前に移動する時間を利用して、他の出席者は席を立ちます。そして選ばれた人が、万歳の前の挨拶を述べて他の人々はそれを姿勢を正して聞きます。このとき、挨拶をするときにはその場面に相応しい内容について述べる必要があります。そして皆で万歳を何回か行ってから、次の流れである拍手という行為に移っていき万歳を完了させます。

日本に留学をしている外国人に対して、万歳三唱を教えていくときには次のようにします。最初に万歳のやり方の一連の手順を教えて、実際の動きを見せながら伝達していきます。このとき、外国人に一緒に動いてもらいながら教えていくという手段も存在しています。そして教えた内容を外国人に一通りやってもらい、できているかどうかをチェックします。このときのチェックにおいて、必要ならば再び教えるというケースも存在します。なお実際の動きを録画して、教えられた通りにできているかを確認するのも手段の一つです。また教えているときなどに質問されたら、教えていくこともまた重要になっていきます。

おめでたい席などで行われることのある万歳三唱ですが、もともと万歳という言葉は中国から日本に伝来しており、ばんぜいと最初の頃は読まれていたようです。中国では皇帝に対してのみ使われる年齢を表す言葉だったようですが、日本では鎌倉時代から室町時代あたりの軍記物の文中に登場しており、寿命や長く栄えることを祝う言葉として使われていたようです。やがてそれが近年になり、ばんぜいからばんざいに変化し、それと同時におめでたい場面で使われるようになり、一体感や勢いづけ、場の盛り上げのために三回繰り返すようになったようです。

万歳三唱はおもにおめでたい場面で行われることが一般的ですが、こういった時は必ず実行しなくてはいけないなどのルールはなく、同じおめでたい事柄でも、その土地や時代、場面などによって行うところもあれば、行わないところもあります。それでも比較的よく見かける現場としては、忘年会や新年会、開店や開業の祝賀パーティー、送別会や壮行会、スポーツなどの祝勝会などです。他にも披露宴でも行われることがあり、昔は新婚旅行へ出かけるカップルを駅などで見送る際にも行われることがありました。しかし現在では、やはり一番よく見かけるのは選挙の当選祝いで行われている場面でしょう。

万歳三唱は特別な作法などの決まりはありませんが、基本的に音頭を取る人が一名と、その人が合図をした時点でそれに参加して同じ行為をするその他の人々といった構図になります。まず座っている場合は全員が起立するところから開始し、音頭を取る人が万歳と声をあげ、両腕を伸ばして上へあげます。続いて他の人々がそれを真似て、同じように万歳と声をそろえて言いつつ、両腕をあげます。そしてこれを三回繰り返すというのが一般的です。もっとも実行する場面などにより、音頭を取る人が短いスピーチを先に行うことなどもありますし、終わった後に全員で拍手をすることもあります。

万歳三唱は日本の歴史において平安時代には「バンゼイ」という言葉でもって行うというスタイルが作られました。その後、明治に入り「バンザイ」という発音に代わり、今のスタイルとなり、日本全国で一般的に使われるようになりました。 しかしながら、この「バンザイ」を行う際に手の挙げ方を間違っている人が多くいます。 正しい方法としては手を挙げた際に手のひらを内側に向けて挙げることとなります。 なぜなら、手を外側に向けて挙げた場合の意味として「降参する」となるからです。 そのため、祝賀などおめでたい時に行われることが多い「バンザイ」を正しく行うことが大切となります。