タイヤローテーションの方法・やり方・手順や使い方・流れなどについて

タイヤローテーションの方法概要
一般的に前輪はショルダー部に、後輪駆動車は後輪のセンター部に摩耗が起こりやすくなります。 前輪駆動車では、前輪に制動力・駆動力、コーナリングの力が集中的に働くので、後輪の2倍またはそれ以上に摩耗が起こります。 エンジンと駆動部品が前部に集中する前輪駆動車ではとくに有効です。 作業を行う目安は、5千kmから1万kmの走行ごとに行うのが適当でしょう。 加減速が多かったり、直線よりもコーナーが多い道を走ることが多い場合は、早めに作業を行うことをオススメします。 また、摩耗の初期に作業を行えば、偏った摩耗を防ぐのにも役立ちます。
タイヤローテーションの手順・方法01
ローテーション作業を行ってもタイヤ代は安くなりません。 ローテーションを行う事で摩耗が均一となり寿命が長くなるのでその分、経済的という話もありますが、金額面から見た場合これは間違いです。 なぜなら、この話は交換は1度に4本交換というのが前提となっているからです。 4本を100%均一に減らせることが出来るのならよいのですが、実際にはそんなことありえません。 4本交換するとまだ使える場合であっても実際には交換しているはずです。 経済面のことを考えるのなら、出来るだけ限界まで使い切って1本ずつ交換するのが経済的なはずなのです。
タイヤローテーションの手順・方法02
ローテーションは経済面の理由から行うものではなく、安全管理のために行う作業です。 自動車は、特殊な車以外は前輪で車の進行方向きめています。 前輪駆動車なら前の前輪が回って車を動かしますし、ブレーキを踏んだときは車の荷重が前輪に掛かります。 このように車の前輪はとても大切なのです。 ローテーションでは、4本のうち、摩耗の少ないタイヤを常に前輪に持ってくることができるようになります。 するとタイヤの性能が上がって、雨の日などで滑りにくくなり安全性の向上につながってきます。 特に片側だけ減りが早い場合は効果が高くなっています。
タイヤローテーションの手順・方法03
ローテーションは、ディーラー、自動車整備工場、カーショップに頼むと2,000円から3,000円前後の料金でやってくれますが、最近では自分で作業を行う人が増えてきました。 必要な道具をカーショップなどで購入すれば、すぐに作業を始めることができます。 自分で作業を行う際に必要な道具は、車載ジャッキ・レンチ・交換用のダイヤ・車輪止め・軍手などです。 特に車輪止めは安全確保のためにも必ず用意するようにしましょう。 また、作業を行う際は必ず水平な場所で作業を行うようにします。 作業時間は2時間程度で終了することができます。
タイヤローテーションの手順・方法04
自分で作業を行う際の方法や手順を説明します。 安全に短時間で済ませるためには、必ず以下で説明する手順や作業の流れを守ってください。 まず、車を水平な場所へと移動させエンジンを切ります。 走行後などエンジンがまだ熱い場合には、30分から1時間後に作業を始めるようにします。 作業が行える状況になったら、始めに取り外す順番を決めます。 取り外す順番を決めたら、その対角線上にも車輪止めをしっかりとつけておきます。 車輪止めの数に余裕がある場合は、他のタイヤにも車輪止めをつけておきましょう。 車輪止めをつけ終わったら軍手をはめて交換作業に移ります。
タイヤローテーションの手順・方法05
軍手をはめた後は車載ジャッキを外したい側の前輪と後輪部分の間に持っていきます。 車載ジャッキをドアの下部にある切込み部分のところに設置します。 切込み部分のところは特別に金属が固く作られているので、車載ジャッキを使用してもフレームがゆがまないようになっています。 それ以外の部分に車載ジャッキを使用するとフレームにゆがみが出たりするので、しっかりと場所を確認します。 車載ジャッキを使用しわずかに車が浮き上がったらいったん車を持ち上げるのをやめ、レンチを用意します。 車輪が完全に地面から離れてしまうとボルトがうまく外れなくなるので、車輪が地面から完全に離れる前にボルトを緩める作業を行います。
タイヤローテーションの考察
ボルトを緩める作業はレンチで少しずつ行います。 一本のボルトをわずかに緩めた後は、対角線上にあるボルトを同じ程度に緩めましょう。 この作業をボルト全体で行うようにします。 全体のボルトが緩んで来たらすべて取り外し、慎重に車軸から取り外します。 取り外しが完了したら、交換したい場所のタイヤを取り外す作業に移ります。 交換先の場所が対角線上にある場合は、いったん車載ジャッキで車を水平に戻し、同様の手順で交換先の取り外し作業を行います。 2本とも車軸から取り外すことができたら、タイヤを交換し取り付け作業に移ります。
タイヤローテーションのまとめ01(使い方や注意点など)
取付の際に注意しなくてはいけないのがタイヤの進行方向です。 取り付ける際は必ず進行方向を確認し、間違った取り付け方をしないように慎重に作業を行います。 進行方向を確認し、車軸にセットした後はボルトを締めつける作業に移ります。 ボルトは外した時と同様に対角線上のボルトを少しずつ交互に締めていきます。 こうすることでタイヤがゆがむことなく水平に取り付けることができます。 ある程度、ボルトの締め付けが済んだ後はボルトが緩んでしまわないようにしっかりと締め付けておきましょう。 以上が作業のやり方や作業の流れとなっています。
タイヤローテーションのまとめ02(使い方や注意点など)
毎年、ローテーション作業に伴う死亡事故やけがなどが報告されています。 その原因の多くは車輪止めを使用していなかったり、作業手順を簡略化するなどしたために起きていると考えられています。 作業では、やり方や作業の流れを無視した方法は危険が伴います。 作業を行う際は、必ず作業のやり方や方法をしっかりと確認しながら安全に作業を行いましょう。 また道具の使い方も大切です。 車輪止めの使い方や車載ジャッキの使い方、レンチの使い方などは事故や車の破損を防ぐためにも、しっかりと使い方を確認してから使用するようにしましょう。
タイヤローテーションのまとめ03(使い方や注意点など)
摩耗を均一にして寿命を長くするために有効なローテーションですが、どんな車でも行えるわけではありません。 一部のスポーツカーのように前輪と後輪のサイズが前後で異なる場合には、作業がができません。 これらの車種は大きな馬力を受け止めるためとカーブでの遠心力の前後バランスを取るため後輪が前輪より太くなっているからです。 非対称パターンや方向性パターンのあるもの、左右が決められている場合は、作業を行う組合せが限られますので要注意です。 ローテーション作業を検討している方は、自分の車の前輪と後輪のサイズをしっかりと確認してから作業を行いましょう。
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