エアコンガスチャージの方法・やり方・手順... | 色々なカテゴリの方法や利用・使い方など 方法ラボ

エアコンを設置して実際に利用しはじめる前にはガスチャージをすることが必要になります。エアコンはフロンガスとコンプレッサーの油で冷媒を循環するシステムになっており、しっかりとガスが入っていませんと、冷房効果を発揮できないことになります。最近の冷媒のフロンガスは二種類の混合冷媒となっていますので、圧力が高く、専門家によるガスチャージを必要とするものになっています。またガスの量は適正であることが求められ、少なくても多くてもその能力を十分に発揮させられないのが特徴で、これも専門家による正しいチャージが必要となるのです。

エアコンガスチャージの具体的な手順としては、二種類のフロンガスを用意し、配管に空気が入らないようにまず真空引きをします。それが実現したところでこの二種類のガスを高圧でチャージしていくことになります。チャージには専門のゲージやポンプ、バルブなどが必要となります。ガスの量はメーカーが推奨するレベルを規定値として正しく充填することが求められます。すべて規定に基づく使い方をすることにより、もっとも高いパフォーマンスが維持できるようになるのです。規定に沿ったチャージを行ったエアコンはフルにその機能を発揮するため冷房能力もスペックどおりのものを発揮するようになります。

エアコンガスチャージを依頼する時に覚えておくと良い豆知識として、事前にエアコンを掃除しておくと効率が良くなります。理由としてエアコンは長時間使用していると、フィルターにホコリやゴミが蓄積されていきます。これがガスチャージにおいて効き目を鈍くしてしまうため、依頼する前にフィルターを掃除しておくと良いです。使い方や手順についても、フィルターをエアコンから外して水洗いして日光に当てて乾燥させるだけです。こういった手間を少し欠けるだけでもガスチャージしやすくなるので、豆知識として活用をすると修理する時の作業効率が上がります。

　エアコンのフィルターであれば自分でも掃除や手入れが出来ますが、ガスチャージについては専門業者に依頼をした方が良いです。エアコンに使用するガスについては扱いが難しいため、専門知識がない一般の方が行うと失敗する可能性があります。またガスチャージする際にも専用の道具を使用するため、一般の方には利用する機会もないものとなります。さらにガスを補給するのも特殊な技術がいるため、無理をしないで専門業者に依頼をする方が効率が良くなります。特にエアコンの構造を理解していないと、作業中にトラブルを発生させてしまうことがあります。

エアコンの冷媒ガスの量は適量でなければなりません。多いと電機の消費量が無駄に増えて、その割にエアコンの能力は低下します。一方で冷媒ガス量が少ない場合は電機の消費量は少なくなるものの、やはりエアコンの能力は低下するのです。エアコンガスチャージは少なくなっている冷媒ガスを適量にするための作業ですが、今残っている冷媒ガスに追加で冷媒ガスを補填するのではなく、一旦冷媒ガスを全て抜き取った上で、改めて必要量の冷媒ガスをチャージするという工程になります。また、冷媒ガスの補填の作業は冷房運転をしながら行う方が容易です。その分、冬場の作業はより難易度が高まる可能性があります。

冷媒ガスの補填のためにはゲージマニホールドという道具とボールバルブ付のホース、100グラム以下まで計量可能な計量器が必要です。具体的な作業手順は、ボンベを計量器に乗せて重量を計りながらゲージマニホールドとボールバルブ付のホースを使います。使い方は予めそゲージマニホールドの真ん中の黄色いホースをボンベに接続し残りの青か赤のいずれかのホースを太い方のパイプのサービスポートに接続します。尚、この接続の前にボンベとゲージマニホールドのバルブを少し開き、空気を追い出します。後は冷房運転をしながらバルブを操作して規定量だけ冷媒ガスを液体の状態でゆっくりと入れていき、規定量に達したらバルブを閉めて終了です。

自動車のエアコンが効かない時は、エアコンガスチャージをすることで改善できる場合が有ります。エアコンの中にはガスが入っていて、それが抜けてしまうと車内を冷やすことが出来ません。ですから抜けてしまって不足している分のガスを、注ぎ足してあげる必要があるのです。ガスを継ぎ足すには、専門的な道具や知識が必要になりますので、自動車工場などに任せましょう。またガスが頻繁に抜けてしまう場合は、どこかに穴が開いてしまっている可能性が有ります。そういう場合はまず漏れている穴を修理しないと、何度でも抜けてしまうので注意が必要です。

　エアコンが以前よりも冷えにくくなったと感じたらエアコンガスチャージが必要になります。意外と多くの人がそのことを知らなく単純にエアコンの故障かと思うようです。ガスをチャージするだけなので修理不用で冷えが復活します。　自分でガスチャージができるのかと疑問を持つ方もいるでしょうが基本的にプロに任せたほうがいいと思われます。特殊な技術も必要ですし安全面からもプロの手が必要です。エアコンは使い続けていると2．3年でガスが減ってくるようです。快適な涼しさを求めるのであればガスチャージをしてみてはいかがでしょうか。

昨今の賃貸住宅にはエアコンが備品となっている場合が多いです。そのため、引っ越しなどでエアコンを外して、転居先に持って行ったとき、すぐ使わない場合があります本来はすぐに室外機と室内機との接続設置工事をするものですが、しばらくそのまま置いておくと、エアコンガスが抜けてしまうという事が起こります。取り外した時の始末が悪い場合でもこうしたガスが減っている状態はあります。その場合は設置料金以外にエアコンガスチャージのためのガス料金が必要となります。エアコンを引っ越し先に持っていく場合はよく考えた方がいいです。

エアコンガスチャージをするには、まずは残っているガスを回収します。そしてマニホールドとサービスポート、そしてマニホールドとガスボンベとをそれぞれチャージ用のホースで接続します。ガスは液状なので、マニホールドのゲージで重みをチェックしながら、規定の量を入れます。しかし寒い時期だと、ガスが入りにくいことがあります。その場合はガスボンベをぬるま湯などで温めるという方法で、ガスの移動を誘導すると良いです。規定の量が入ったら、ガスボンベのバルブを閉めて、冷房運転をしながらホースに残ったガスを入れて完了です。