イチジク剪定の方法・やり方・手順や使い方

イチジク剪定の方法概要
イチジク剪定は、果実を実らせたい時期に合わせてやり方を変える必要があります。その手順を説明すると、夏に果実を収穫する場合には勢いのない脇枝を根元から切断するようにします。果実になる花芽の部分を含みますので、前年から生えている枝の先端を切ってしまわないことが大事です。剪定の時期は、梅雨に入る直前が適しています。対して秋に果実を収穫したい場合には、2~3芽程を残して枝の先端を切断するようにします。こうすることで、新枝が伸びて秋に果実が実るようになります。剪定の時期は、落葉期にあたる2月頃が適しています。事前に収穫期をあらかじめ想定しておくことが大事です。
イチジク剪定の手順・方法01
剪定の際に必要となる道具は、剪定鋏と鋸です。また、枝の切断面へ雨水が侵入して腐るのを防ぐために、融合剤も必要となります。その使い方を説明すると、剪定鋏は細い枝の切断に使用します。これは、夏果実を目的とした剪定に適しています。対して鋸は、木の幹などの太い部分を切断する場合に使用します。これは、広範囲を処理する秋果実を目的とした剪定に適しています。いずれの道具も錆や欠けなどがなく切れ味の良いものを使用することが大事です。切れ味が悪いと切断面から腐食が始まる恐れがあるためです。不必要な枝の剪定が完了したら、切断面に融合剤を丁寧に塗って仕上げます。
イチジク剪定の手順・方法02
イチジクの剪定作業は毎年必ず行うようにしましょう。鉢植えのイチジクの場合では5月の上旬ごろに3枝を残して切り落とすようにします。残った枝は先の部分だけを切り落としておきましょう。冬になったら各枝の上から30cm程度のところで剪定します。一年目の選定作業は以上となります。二年目は冬になったら長い枝についている芽を1つか2つ程度残すようにして枝を切りそろえます。その時に枝が込み合っている部分がある場合は根元から切り落としておきましょう。二年目以降も同様の作業を行うようにします。以上が鉢植えの場合の選定作業です。
イチジク剪定の手順・方法03
路地植えの場合の選定作業も鉢植え同様に冬に行います。主枝を3本度残して後は根元から切り落とします。残した主枝は先端の部分を少し切り詰めておくようにします。枝の切り詰めが終わったら紐を用意します。用意した紐を使って、各枝が斜めになるように誘引しておきます。一年目の作業は以上で終了です。二年目は主枝から伸びている小さい枝の先端部分を剪定するところから始めます。夏に実がなった枝の部分も短く切り戻しておきます。小さい枝の剪定と実のなった部分の剪定作業が済んだら、主枝の先端部分を切り落として分枝しやすくします。三年目以降も毎年同様の作業を行いましょう。以上がイチジク剪定の手順と紐の使い方の説明です。
イチジク剪定の手順・方法04
まずイチジクには品種によって夏果専用種と秋果専用種、夏秋果兼用種があります。夏果専用種は秋果専用種より実が大きくて美味しいですが梅雨時期に腐りやすい為、家庭で育てるのなら秋果専用種か夏秋兼用種がおすすめです。それぞれのイチジク剪定手順は異なります。夏果専用種は切り戻し剪定では実がつきにくいです。込み合うところの枝を間引く間引き剪定を行い、前年の結果枝で長いもののみ切るようにします。秋果専用種は春から伸びる新梢に実を付けるので前年枝は必ず切り戻し剪定をします。剪定ばさみで手を切らないように使い方に気を付けて下さい。この時枝の長さに応じて2芽から5芽残します。込み合うところは間引き剪定をします。
イチジク剪定の手順・方法05
夏秋果兼用種は切り戻し剪定、間引き剪定を併用しますが、秋果が一般的に主体となっているものが多いので、秋果専用種と同じ方法で剪定して下さい。選定時期は12月から2月の間です。このように剪定しても肥料がなければ栄養不足で育ちません。秋頃に配合肥料をイチジクの木一本あたり500グラム与えます。その後葉を落とした12月頃に配合肥料を2から3キログラム、堆肥を5キログラム与えてください。化学肥料は最低限に抑えたほうがいいようです。場所は枝先に、均等に前面にばら撒いてください。春先は2か月に一回与えます。やりすぎは厳禁です。
イチジク剪定の考察
イチジクをたくさん収穫するためには、剪定が必要です。イチジクは成長が早く、剪定しないと枝がいろいろな方向に伸びて込みあってしまいます。そうなると風通しが悪くなって病気が発生する原因にもなります。日当たりをよくするように内側に向いた枝や、元気のない枝、カミキリムシなどに食害された枝はつけ根から切って間引き、下に向かっている枝も切り落とします。適期は6月上旬です。また放っておくと樹高が高くなりすぎて収穫するのにも大変です。ある程度の高さになったら、上方に伸びている枝を12月から2月の間に切り落とします。
イチジク剪定のまとめ01(使い方や注意点など)
イチジク剪定は、実のなる時期によって剪定方法が異なります。6~7月に収穫する夏果専用種は前年に新梢の先端にできた花芽が春に開花して結実、成熟します。剪定時期は葉が落ちた12月頃から翌年の2月頃までの間に行ないますが全ての枝の先端を剪定すると花芽がなくなり実がつかなくなります。8月以降に収穫する秋果専用種はその春に伸びた新梢に花芽がつき、実が成熟します。冬に全ての新梢を2~3芽残して切り戻します。切戻し剪定をすれば、株の大きさはそのままで果実を収穫できます。剪定時期は2~3月で5月頃には新しい枝が伸びます。
イチジク剪定のまとめ02(使い方や注意点など)
6~7月と8~10月の二回収穫できる夏秋兼用種は、新梢の果実のうち、下位のものは秋果として8月から秋にかけて熟します。これより上位になるものは冬になると落果してしまいますが、それより先端部の芽はそのまま越冬して、翌年の6月ごろに成熟して夏果になります。剪定は夏果種と秋果種の剪定を適宜とり入れて行います。2度取れる種類ですが、秋果のほうがおいしいので、秋果を主に取るようにするとよいでしょう。剪定した後は雨水が入って切り口から菌が入って腐ったり、そこからカミキリムシが入ったりすることがあるので、殺菌剤が入ったペースト状の塗布剤を切り口に塗って保護します。
イチジク剪定のまとめ03(使い方や注意点など)
イチジク剪定で気をつけたいのは、時期と方法が種類によって変わることです。日本に多く出回っている、蓬莱柿ともいわれる早生日本種やドーフィンは、秋果専用種や夏秋兼用種です。これらの品種は、落葉してから2月頃までの冬の間に、伸びてしまった枝を先端から落とす、切り戻しをおこないます。剪定をおこなうことで、脇芽が出やすくなり、収穫量も増えてくれます。それに対し、ヌアールやキングなどの夏果専用種は、先端に実をつけるため、切り戻しができません。落葉したら早い時期に、間引くように切っていきます。まったく剪定をしないと、木の風通しも悪くなる場合もあるので、種類よって正しく剪定するようにします。
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イチジク剪定を行う為には時期が重要なポイントになります。先に結論を言いますと、イチジクの剪定を行う時期は冬場から新芽がまだ出てこない早春の時期に行う事が大切になります。更にもう一つ条件を挙げれば、晴れて空気が乾燥した日を狙って剪定をする事が重要になります。これには理由がありまして、冬場から春先の頃は、イチジクの木が半ば冬眠状態にあるので、剪定と言う、人間に例えるならば手術に相当する行為も、イチジクにとってはダメージが少なくて済むのです。更には、空気が乾燥している時期なので、剪定をした際の傷口が乾きやすく、ばい菌の侵入リスクも低く抑えられるのです。